絶滅危惧種の貴重な鳥や群れで泳ぐイルカなど…世界自然遺産・父島の人気が沸騰中

2025.9.14 08:00
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そんな東京とは思えないめったに見られない光景は、森だけでなく海にもあった。それは地元の方々から“ジニー”と呼ばれているスポットで、“ボニンブルー”と称される小笠原の美しい青い海を独り占めできる絶好の場所ではあるものの、潮の流れなどの条件がぴったり整わないと島民でもたどり着くことができないのだという。

船に乗ってジニーのすぐ近くまでやってきたスタッフ。どうやらこの日は条件が見事に整っていたようで、案内してくれた方も「あの岩の裏っかわだよ!」と教えてくれた。ただ「船、着けれないんで…泳いでもらう…」とのこと。ウェットスーツに身を包んだスタッフは船から海の中へと潜っていった。

美しい魚たちの中を泳いでいると、優雅に泳ぐイルカの群れがスタッフのすぐそばに!『ハシナガイルカ』という種類で本来警戒心がとても強いのだが、ここまで人の近くで泳いでくれることはめったにないのだそう。

イルカたちに導かれるように海を泳いでいき、スタッフがたどり着いた真っ白な砂浜が、父島で一番美しいビーチと言われる『ジニービーチ』。浅瀬のため船で接岸できず、海流の具合によっては泳いで上陸することすら難しいのだそう。そのため手つかずのまま美しさが保たれているのだ。

ジニービーチを満喫したスタッフが最後に向かったのは、森を抜けた先にある視界の開けた海岸。運が良ければこの場所から、めったに見ることができない自然現象“グリーンフラッシュ”が見られるのだという。太陽が水平線の向こうに沈みきる瞬間に緑色に光って見える現象で、実はこの番組でもかつて撮影を試みたことがあったものの失敗に終わっていたのだ。

そのリベンジも兼ねて、アカガシラ撮影でお世話になった野元カメラマンと共に、グリーンフラッシュの出現を待つことに。だが、台風が接近していたこともあり雲の多い天候が続いていた父島周辺。グリーンフラッシュを見るには水平線が雲で隠れてしまわないことが絶対条件なのだが、残念ながら滞在期間中、グリーンフラッシュを観測できるような天候に恵まれることはなかった。

スタジオではかつて野元さんが撮影に成功していたグリーンフラッシュの瞬間を見せてもらうことに。太陽の赤い光が緑へと変わるその瞬間を目の当たりにして、ゲストたちは一様に息をのんでいた。堤真一はグリーンフラッシュの美しさを絶賛しつつ「それでなくても(小笠原の)夕日そのものがきれいだから、毎日夕日見ててもホント楽しいんじゃねぇかなぁ…」としみじみと語っていた。

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写真提供:(C)日テレ

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