乃木坂46賀喜遥香「夜にひとりで泣いちゃったりすることも…」メンバーへ、そして自身の想いを語る【真夏の全国ツアー2025】
この盛り上がりを引き継ぐように、ライブは「Monopoly」で後半戦に。遠藤&賀喜のダブルセンターを軸に、メンバー38人の総力戦で乃木坂46の真髄を提示していく。「ありがちな恋愛」では39thシングルでフロントメンバーを務める一ノ瀬&川﨑を中心に、2手に分かれたメンバーが美しいダンスを披露。「制服のマネキン」では激しいレーザー演出を交えながら、センター久保を筆頭にパワフルなパフォーマンスを叩きつける。

そして、ライブを重ねるにつれ曲としての強さが増し続ける「Actually…」では、中西の圧倒的なボーカルと咆哮でオーディエンスを圧倒。梅澤の煽りとともに始まった「夏のFree&Easy」では、メンバーが各ステージや花道、トロッコやフロートを使って会場中に散り、観客を楽しませることに。その流れは「おひとりさま天国」「I see…」へと続き、会場の熱気は最高潮へと到達した。


本編最後の曲に入る前、本ツアーで座長を務めた賀喜が「私は今年の夏の目標がいくつかあって」と、先輩の3期生や同期の4期生、後輩の5期生や6期生への思いをそれぞれ伝え始める。彼女は「私はこの夏、自分と戦ってきました。何回この場所に立たせていただいても、慣れることってまったくなくて。数年乃木坂46で活動させていただいて、先輩になった今でもその圧やプレッシャー、責任が襲ってきて、夜にひとりで泣いちゃったりすることもいっぱいあったし、ツアーを通して絶対に泣かないぞって決めていたのに神宮では4日とも泣いていたし。泣いている自分と向き合うと、あんまり成長していないのかなと落ち込むこともあったんですけど、今日このステージに立って皆さんがこのライブを心の底から楽しんでいる姿、メンバーの楽しそうな笑顔、私たちをステージに送り出してくださったスタッフさんの表情を見て、少しは目標を達成できたのかなと思いました」と、感慨深げに語る。

最後に「私もこの夏、すごく楽しかったです。それは私のことをたくさん支えてくれて、愛で包んでくれた皆さんがいたからです。皆さんからたくさん愛をいただいたので、この夏一緒に走り抜けてきたこの曲を通して、皆さんに愛と感謝をお返しできたらと思います」と告げて「Same numbers」が始まると、賀喜は堂々とセンターを全うしつつ、グループの絆や信頼を感じさせながら堂々したパフォーマンスを提示。曲後半のブレイクパートでは無数もの花火が打ち上がると、クライマックスにふさわしい美しい光景が繰り広げられ、ライブ本編はエンディングを迎えた。
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