山下美月、乃木坂46卒業後初の単独主演舞台が決定!本屋大賞受賞の大人気小説『成瀬は天下を取りにいく』
2026年7月に本屋大賞受賞の大人気小説『成瀬は天下を取りにいく』の舞台化が決定した。“かつてない最高の主人公・成瀬あかり役には、俳優・モデルの山下美月。本作で、乃木坂46卒業後初の単独主演舞台となる。
◆舞台版『成瀬は天下を取りにいく』
主人公・成瀬あかりが全力で我が道を突き進む姿が読者を魅了し、2024年の「本屋大賞」はじめ数多くの文学賞を受賞した宮島未奈のデビュー作『成瀬は天下を取りにいく』(新潮文庫刊)と続編『成瀬は信じた道をいく』(新潮社刊)を原作に構成。
シリーズ累計発行部数160万部を突破する大人気作は、周囲におもねることなく自由に生きる成瀬あかりの姿や、成瀬に影響を受けて新しい生き方を見つけていく人々の姿を生き生きと描き、滋賀県大津市を舞台にした新たな青春小説として、世代を超えた多くの読者の心を捉えている。この度、待望の舞台上演が決定。2026年7月、東京・サンシャイン劇場で幕を開け、歴史ある京都・南座、作品の舞台である滋賀・大津市民会館での上演となる。

◆主演は山下美月!乃木坂46卒業後初の単独主演──
主演を務める山下美月は、2016年に乃木坂46の3期生としてデビュー。歌手活動にとどまらず、ドラマ「電影少女-VIDEO GIRL MAI 2019-」主演(19年)をはじめ、ドラマ・映画「映像研には手を出すな!」(20年)、連続テレビ小説「舞い上がれ!」(22年)、ドラマ「下剋上球児」(23年)、「Eye Love You」(24年)、「殺した夫が帰ってきました」主演(25年)など映像作品でも抜群の存在感を発揮。
18年からはファッション誌「CanCam」の専属モデルとしても活動。24年に乃木坂46卒業後も多彩な活躍をみせ、今最も注目を浴びている女優のひとりです。ドラマ「新東京水上警察」出演中、映画「新解釈・幕末伝」が12月19日に公開予定。この度の舞台『成瀬は天下を取りにいく』が、乃木坂46卒業後初の単独主演舞台となる。
成瀬あかり:滋賀県大津市で生まれ育ち、一人でなんでもできてしまうがゆえ、他人の目を気にすることなくマイペースに生きている。いつもスケールの大きなことを言う。将来の夢は、二百歳まで生きること。

【山下美月コメント】
2025年夏、吉報が舞い込んでまいりました。
「舞台版・成瀬は天下を取りにいくの、主演をやりませんか?」
本屋大賞を受賞した本作はどの書店でもその存在感を惜しみなく放っており、表紙に写る少女の凛とした横顔を、幾度となく目にしていました。
“天才”とは真反対の位置にいる自分が、果たして成瀬あかりに辿り着けるのだろうか?
大人になっても挑戦ができる!新しい青春がここから始まろうとしています。
人生が少しつまらなく感じている方へ。
自分の道を見失ってしまった方へ。
それでも、毎日を優しく生きたいと願う全ての方へ。
そんな人々に光を灯せるステージを作りたいです。
一先ず、今夏からけん玉の練習を始め3ヶ月。
ようやく「もしもし亀よ」ができるようになりました。
センスの無さに絶望しながらも、天下への道のりはまだまだ遠い…!
2026年夏、劇場でお待ちしております。
◆あかりの幼馴染役は藤野涼子
成瀬あかりの幼馴染・島崎みゆき役には、藤野涼子。2014年に行われた宮部みゆき原作のミステリー大作映画「ソロモンの偽証<前編・事件><後編・裁判>」(15年)オーディションで約1万人の中から主人公に抜擢され、役名である“藤野涼子”の名で主演デビューし、日本アカデミー賞新人俳優賞など新人賞を多数受賞。

映画「クリーピー 偽りの隣人」(16年)、連続テレビ小説「ひよっこ」(17年)、ドラマ「腐女子、うっかりゲイに告る。」(19年)、「グレイトギフト」(24年)などの現代劇だけではなく、映画「輪違屋糸里 京女たちの幕末」主演(18年)や大河ドラマ「青天を衝け」(21年)、ドラマ「鬼平犯科帳」(24年)などの時代劇にも出演。
舞台出演は、初舞台となった二兎社『私たちは名も知らない』(19年)以降、ヒロイン・ジュリエット役を演じた『ロミオとジュリエット』(23年)、木ノ下歌舞伎「三人吉三廓初買」(24年)、『浪人街』(25年)など幅広いジャンルへの出演で注目を集める。12月6日より舞台『スイートホーム ビターホーム』に出演(12月6〜29日、大阪松竹座ほか)。
島崎みゆき:幼稚園に通う頃から、成瀬あかり史の大部分を間近で見てきたという自負があり、成瀬を見守るのが己の務めだと考えている。コミュニケーション能力が高く、友人も多い。
【藤野涼子コメント】
成瀬の突拍子もない言動に驚かされつつも、彼女と関わる事で新しい生き方を見つけていく島崎たちの姿に惹かれました。
最強無敵に見える成瀬自身も周りから影響を受けながら成長していく姿が描かれていて、惹きつけられてアッいう間に原作を読み終えていました。
枠にとらわれず自分の信じた道を進む成瀬の姿を、島崎として、そして個性豊かな登場人物と共に「成瀬あかり史」を見届けていきたいと思います。
島崎として成瀬を1番近くで応援できるのが、楽しみです!!!
◆脚本・演出は…
脚本・演出には、大劇場のストレートプレイから小劇場作品、ミュージカルや歌舞伎の舞台でも八面六臂の活躍をみせるG2。漫画を原作とした『ガラスの仮面』や新作歌舞伎『NARUTO-ナルト-』、『ミュージカル SPY×FAMILY』、英文学の金字塔『嵐が丘』、ベストセラー小説『有頂天家族』の舞台化など舞台上演が困難な長編作品を、巧みな構成の脚本でまとめ、テンポの良いストーリー展開でみせるスタイリッシュな演出が高い評価を得ている。

【脚本・演出 G2 コメント】
周囲がどうであろうと、人にどう思われようと、堂々と我が道を行く成瀬あかり。その行動は強烈で痛快なのに、ラストにはじわりと湧いてくる静かな感動。今の日本の「生きにくさ」の真っ只中にあって、我が道を行く成瀬と、我が道を行くことができない他の登場人物たちの交流、その悲喜こもごもの心情が面白い。まさに生身の人間がぶつかりあう演劇にぴったりの原作。稽古を前にワクワクしかありません。ぜひ生の感動を体感してください。
<原作あらすじ>
『成瀬は天下を取りにいく』(新潮文庫刊)
中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。コロナ禍、閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。さらにはM-1に挑み、実験のため坊主頭にし、二百歳まで生きると堂々宣言。今日も全力で我が道を突き進む成瀬から、誰もが目を離せない! 話題沸騰、圧巻のデビュー作。
『成瀬は信じた道をいく』(新潮社刊)
成瀬の人生は、今日も誰かと交差する。「ゼゼカラ」ファンの小学生、娘の受験を見守る父、近所のクレーマー主婦、観光大使になるべく育った女子大生……。個性豊かな面々が新たに成瀬あかり史に名を刻む中、幼馴染の島崎が故郷へ帰ると、成瀬が書置きを残して失踪しており……!?
<著者プロフィール>
著者・宮島未奈(みやじま みな)
1983年静岡県富士市生まれ。滋賀県大津市在住。京都大学文学部卒。2021年「ありがとう西武大津店」で「女による女のためのR-18文学賞」大賞、読者賞、友近賞をトリプル受賞し、23年に同作を含む『成瀬は天下を取りにいく』でデビュー。24年本屋大賞、坪田譲治文学賞など多数受賞し、続編『成瀬は信じた道をいく』と合わせてシリーズ累計発行部数160万部を突破。ほかの著書に『婚活マエストロ』『それいけ!平安部』がある。
舞台『成瀬は天下を取りにいく』
・日程・会場:2026年7月 東京・サンシャイン劇場、京都・南座、滋賀・大津市民会館
・原作:宮島未奈『成瀬は天下を取りにいく』(新潮文庫刊)『成瀬は信じた道をいく』(新潮社刊)
・脚本・演出:G2
・出演:山下美月(成瀬あかり役)、藤野涼子(島崎みゆき役)










