乃木坂46賀喜遥香「夜にひとりで泣いちゃったりすることも…」メンバーへ、そして自身の想いを語る【真夏の全国ツアー2025】
「乃木坂46、ヒロインは全員です」というナレーションと続いて、メンバーが日替わりでセンターを務めるブロックへ。この日は6期生の海邉朱莉、鈴木佑捺、森平麗心がピアノ伴奏で「君の名は希望」を堂々と歌い、先輩メンバーに負けないほどの存在感を発揮。エンディングではセンターの森平が頭上に王冠を模ってみせ、以降の楽曲でも各センターへとこのアクションが引き継がれていく。田村真佑をセンターに迎えた「錆びたコンパス」では岩本蓮加、金川、黒見明香、松尾美佑、矢久保美緒とともにパワフルさを提示。
コミカルさと可愛らしさが共存する「ぼっち党」では弓木、岡本姫奈、冨里奈央が個々の魅力を存分にアピール。川﨑が伊藤理々杏、吉田、佐藤璃果、柴田、林、奥田いろはと一体感の強いダンスを見せる「あんなに好きだったのに…」、小川彩を中心に筒井あやめ、五百城茉央、菅原咲月がマリンルックで歌唱する「ボーダー」、梅澤と遠藤、池田瑛紗の3人のみで表現する「ごめんねFingers crossed」、久保史緒里や井上和、中西アルノが持ち前の歌唱力を遺憾なく発揮する「ひと夏の長さより…」と個性豊かな楽曲と組み合わせで観る者を楽しませ続ける。

そんな“メンバー全員がヒロイン”ブロックのラストを締めくくる「Sing Out!」で再びメンバーが勢揃いすると、センター賀喜の華麗なダンスとメンバー&観客のクラップで会場の熱量はさらに高まることに。曲終盤では賀喜が「ここにいるみんなが主役です。だから最後は一緒に歌いましょう!」と涙ながらに呼びかけ、会場中が温かな歌声で包まれた。
賀喜の「今年のツアーは“みんながヒロイン”というテーマで全国を回ってきましたが、メンバーだけでなくファンの皆さん全員が主役になれるツアーになったんじゃないかなと思います」と告げると、乃木坂46の神宮でのライブの歴史を振り返る映像が流れ始める。

映像が終わると、梅澤は「笑顔も涙もメンバーを思う愛情も、信頼しているスタッフさんへの感謝も、味方であるファンの皆さんに伝えたい思いも、ステージにいる間は全部曝け出せます。神宮での物語はきっとこれからも続いていくし、続けていかなければと思います」と口にし、「大好きな皆さんの声で、私たちの名前を呼んでほしいです」を合図に「真夏日よ」が始まると、上空に乃木坂46のロゴや「乃木坂46 10th JINGU」の文字やメンバーの名前を描き出し、ファンのコールとシンクロする。総数1,100機のドローンが、観客席からの掛け声とドローンが夜空に描き出す文字との新たなコール&レスポンスを表現する。会場全体で最高の一体感を作り上げた。
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