オダギリジョー、髙石あかり、玉田真也監督が撮影時のこだわりを明かす 映画『夏の砂の上』イベントレポート
2025.7.16 16:15
全国公開中の映画『夏の砂の上』のティーチインイベントが7月14日(月)にTOHOシネマズ 日比谷にて開催され、本作の主演でプロデューサーも務めているオダギリジョー、共演の髙石あかり、玉田真也監督が登壇し、映画の細部にわたる様々な質問に答えた。
最初の質問は映画公式Xに寄せられた「ロケ地巡りを考えているのですが、おススメのスポットはありますか?」という質問。オダギリは「治の家のあったところが稲佐山という山で、そのてっぺんに展望台があって、そこからの長崎の夜景はすごくきれいでした」と語り、髙石も「治の家自体も(実際に)あるので、必死に探していただくのも楽しいかもしれません」とおススメする。玉田監督もやはり、治の家の近辺のロケーションが気に入っているようで「治の家に周りの路地はなかなかない景色だと思います。長崎は、観光地で有名なところはいっぱいありますが、あそこはただ人が住んでいるだけで『日本なのか、ここは…?』と思うような景色が広がっているので、あそこを歩いているのも良いんじゃないかと思います」と語った。
続いては、治の家にあるこれまでの生活を感じさせる調度品について。特に居間の本棚に並んだ文庫に関して「どんな作家の作品で、治と恵子(松たか子)が読書好きという設定などもあったのか?」という質問。玉田監督は「美術部の方とそういう話をしたわけではないんですが」と断りつつ「ああいうところにキャラクターが出ると思っていて、現代作家の小説も置いてある中で、船舶関係の本とか造船に絡んだ技術書も並んでいました。(スクリーンに題名は)映らないですが、そういう小さなところに俳優は影響を受けるし、それが画面にも出てくるので、そういうふうに美術の方がつくってくださったと思います」と以前、治が造船所で働いていたという設定に合わせて細部までつくり込まれていたことを明かした。
