小泉孝太郎が『ジブリの立体造型物展』を神体験!完全再現された『紅の豚』ポルコ・ロッソの飛空艇に搭乗

2025.7.15 12:00

次に『となりのトトロ』のブースへやって来た孝太郎。映画のメイのようにトンネルを抜けると、そこは、まさにトトロの森。その真ん中には、気持ちよさそうに眠るトトロとメイの姿が。2人が初めて出会う名場面を立体造型として表現している。ジブリの顔とも言えるキャラクター、トトロを現実の世界に表現した造型師が、山本和弘さん。山本さんは、これまで40年近くにわたり、 なんと1000体以上もの動物の造型を手がけてきた、いわば“獣の神造型師”!

気持ちよさそうに眠るトトロとメイの造型物

「トトロの大きさっていうのは決まってないと思うんですよね。人によってとか場所によってとか色んな大きさになる。極力大きくして迫力を出すような感じに」と、語る神・山本さん。30分の1のミニチュアを作って大きさを決めていったという。そして神のこだわりポイントが、トトロの毛の質感。生き物感を出すために極力長い毛を試し、試行錯誤の末、9cmに行きついたという。特別にトトロの毛に触らせてもらった孝太郎は、「完全にワンちゃんですよ、ワンちゃん!」「毛穴を感じますもん」と、まるで生きているかのようなトトロの質感に感動するのだった。

小泉孝太郎の写真
獣の神造型師・山本和弘さん

続いてやって来たのは、『魔女の宅急便』ブース。足を踏み入れると「いやちょっと…これすごい世界だ」と思わず声が漏れる孝太郎。キキが修行中に下宿することになるパン屋、グーチョキパン店を軒先から表現している。孝太郎は特別に店の中に入らせてもらえることに!「うれしい。この世界に入れたの」と大喜びの孝太郎。店内にいる、映画と同じくどこか物憂げな顔つきで店番をするキキとジジの表情を見て、「このキキの表情・感情すごく難しいと思います」と孝太郎。そんなキキを担当したのが、3人目の神造型師・田中リヨヌさん。

小泉孝太郎の写真
『魔女の宅急便』のグーチョキパンの店先を再現した立体造型

3Dモデリングデータを元に機械で発泡スチロールを削り、原型が作られるのだが、完成形になるまでに何度も細かい調整を経て、“憂いがありながらもホッとしている”という相反する感情を表現。神・田中さんいわく、アニメだと平面のため表情にごまかしがきくのだが、3Dにする場合は横見と正面見のつじつまが合わないところが多いため、それを立体にした時に合わせるのが大変なのだという。

『魔女の宅急便』のブースにはキキ以外にも店構えはもちろん、家具やパンの一つ一つにまでもこだわりがたくさん!それらを担当したのが、4人目の神造型師・南條充さん。パンは、実際にパン屋さんで窯に入る限界の大きさのものを焼いてもらい、それを樹脂で型をとり、塗装しておいしく見せているのだという。「焦げ目ひとつとってもめちゃくちゃリアルじゃないですか!」と驚く孝太郎。中でも一番苦労したのが、建物全体の色だという。リアリティとアニメーションの融合のため、経年はしているが劣化ではなく“かわいく”みせるために研究を重ねたのだという。

そんな神造型師たちの渾身(こんしん)の作品が集結する『ジブリの立体造型物展』は、9月23日まで、東京・寺田倉庫で開催中。

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写真提供:(C)日テレ

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