SixTONES・田中樹 『お前が出ていなくても絶対に見る!』と父から太鼓判!『連続ドラマW I, KILL』完成報告会
2025.5.19 21:50
WOWOWと松竹・松竹京都撮影所がタッグを組んだ、初の完全オリジナル大型企画『連続ドラマW I, KILL』(読み・アイキル)。この度、完成報告会が開催され、木村文乃、田中樹(SixTONES)、田牧そら、ヤングポール監督が登壇。約二か月間に及ぶ京都撮影所での撮影秘話や、かつてない映像表現へ挑んだという本作への熱い思いをキャスト・監督が明かした。
WOWOWと松竹・松竹京都撮影所がタッグを組んだ、初の完全オリジナル大型企画『連続ドラマW I, KILL』(読み・アイキル)。
本作のテーマは「生きる」(I kill/斬る)。 天下分け目の戦い・関ヶ原の合戦から35年後。移り行く時代の中でようやく平和な世を取り戻しつつあった日本に突如現れた、人を襲い、喰らう化け物。「群凶(Gun-kyou)」と呼ばれる、それらが発生すると、幕府は密かに討伐衆を派遣し、群凶とその地域を焼き払い隠蔽していた…。 海外発の戦国ドラマ『SHOGUN』がエミー賞、ゴールデングローブ賞を受賞し、日本を舞台にした歴史スペクタクルが注目を集める昨今。鎖国前夜の日本をリアルかつ美しく描き出した、恐怖のサバイバルドラマが誕生する。
この度、『連続ドラマW I, KILL』完成報告会が2025年5月15日(木)、WOWOW放送センター(辰巳)にて開催。血の繋がらない娘・トキを守るために立ち向かう元忍びのお凛役・木村文乃、人としての意識を保ちながら「群凶」になってしまった謎の男・士郎役の田中樹、 お凛が本当の我が子のように想う(おもう)大切な存在・トキ役の田牧そら、さらに、本作のメイン監督・ヤングポールが登壇。
元忍びのお凛を演じた木村。意外にもサバイバルスリラー作品が好きとのことで「まさか自分がその世界に入れる日が来るなんて…と。やる!と出演のお返事をする前に『自分はお凛だ』と思って脚本を読んでいました」と感無量の様子を見せた。WOWOWオリジナルドラマの主演は、大ヒットクライムサスペンス『殺人分析班』シリーズ以来約6年ぶりとなるが「久々に帰って来た“ただいま!”という気持ちと、これだけ大きな新しい企画ということでプレッシャーも感じました。でも京都の撮影というご縁のある場所でもあったので、変な気負いもなく皆さんに甘えながら良いものを作ろうと駆け抜けた日々でした」と充実した撮影だったことを窺わせた。
もう一人の主人公で、人としての意識を保ちながら「群凶」になってしまい、苦しみを抱える“半群凶”の男・士郎を演じた田中。「時代劇とゾンビサバイバルスリラーというなかなか見たことのない組み合わせですが、これが見たかった!と思わせる作品です。予告を見た僕の父も『お前が出ていなくても絶対に見る!』と言っていました。『お前が出ていなくても…』が気になりますが」と笑わせつつ、周囲からの期待値の高さを報告した。
お凛が本当の我が子のように想う大切な存在・トキ役の田牧は、木村との共演を振り返り「挑戦が多くて不安もあったけれど、文乃さんがいてくれるだけで安心が出来て…。とっても優しいお母さんでした!」と感謝しきり。本作のメイン監督を務めたヤングポール監督は「群凶という死んだ人間が襲ってくるリアリティがないと物語を支えきれないと思ったので、説得力のある群凶=ゾンビを描きたかった」とこだわりを明かした。

そんな群凶について木村は「群凶愛のある現場だったので、それぞれにあだ名がついています。その中でも私の推し群凶はキノコちゃんという子。朽ちていく最後にキノコが生えてくる様子を見た時に、たとえ群凶になったとしても生命の輪っかの中から外れることは出来ないのか…と思わされた」などとしみじみ語り、ヤングポール監督も「そんな事を思っていたの!?」とビックリ。一方、田中は「推し群凶はヤスとカズ。特にカズは、作品中では名もなき群凶ですが、カズの頬に触れた瞬間に愛着が湧いちゃった。『カズを多く映して!』と思ったくらい。視聴者の皆さんもカズを探してみてください!」と群凶の魅力を熱く語った。
サバイバルアクションシーンも見どころで、田中は山本耕史との立ち回りのシーンを「山本さんから、カメラ位置を見ながらシーンごとにアドバイスを頂きました。本当に助けていただき、気を配ってくださいました。山本さんのお陰で手応えを感じるシーンになりました。撮影前も撮影期間中も稽古して臨みました」と回想。

MCから「もし現代に群凶が現れたらどうしますか?」と問われると、田中は「タワマンに逃げたら絶対に助かると思っている。電力も止まっているはずなので上の方に逃げれば群凶も辿りつけないだろうし、居住者も多いので食料も困らない。『I, KILL』の世界になったらタワーマンションに逃げると決めている。近所で逃げるタワマンも決めています」と準備万端。しかしヤングポール監督からは「その前振りってゾンビ映画で無残に死ぬ奴のセリフ!」とのツッコミが。
一方、木村は「至る所に防犯グッズを仕込む」と胸を張るも、これもヤングポール監督から「その行動も死ぬ奴のテンプレ!防犯グッズを買っている最中に襲われる」とピシャリ。田牧は「机の下に隠れる」との回答で、「かくれんぼでも早めに見つかるよ」と和気あいあいとした雰囲気に。

もし、今ここにいる記者達が群凶に化したら!?とのシチュエーションには「申し訳ないけれど一番端に座っているカメラマンさんから倒します」と、戦術を具体的に解説した田中。
木村が「それまでに生きてきたエピソードがあって群凶になるので、皆さんがどうなるのか一回観察しちゃいそう」と言うと、田中は群凶が生前の属性が引き継がれることを思い出して「そうなると皆さんはカメラ群凶とかパソコンカタカタ群凶!?メチャクチャ弱そう」と会場を笑わせた。

最後に主演の木村は「サバイバルスリラー、それにゾンビというと怖いかな?グロいかな?と思われるかもしれませんが、ベースになっているのは人間の物語です。どうして彼らが群凶になってしまったのか?というところに注目が行きやすい内容になっています。この人たちの物語は私も経験したことがあるかもしれないと思って見てもらえると思いますので、気負いなく楽しんでいただければうれしいです」とアピール。田中も「スケール感の大きさ、クオリティの高さが最上級に達してる作品です。怖がらせることだけが目的ではなく、見て頂ければ色々なものを感じ取っていただけるはず。自信を持って見てくださいと言える、色々な人におススメできる作品です」と胸を張って呼び掛けた。

『連続ドラマW I, KILL』は5月18日(日)よる10時からWOWOWプライムにて放送中・WOWOWオンデマンドにて配信中(全6話)
第1話を期間限定でWOWOW公式 YouTube チャンネルにて先行無料配信中(6月30日(月)23時59分まで)
WOWOW公式 YouTube チャンネルはこちらから