あのちゃん、DJ KOOも着用する広島のファッションショップ『絶滅危惧種』を神と崇める女性…片道4時間かけてまで訪れる理由とは

2024.11.26 11:45

ヒロミと小泉孝太郎の2人がMCを務める『オー!マイゴッド!私だけの神様、教えます』が11月23日に放送。広島にあるファッションショップ『絶滅危惧種』を訪れた。

街ゆく人に、その人にとっての神様のような人を聞き、実際に会いに行くこの番組。秋葉原で声をかけた素敵なファッションに身を包む営業職の女性・ひろりさんが“神”と崇めるのは、広島にある『絶滅危惧種』というファッションショップ。「絶対に負けないぞ!っていう気持ちの日に、パッと着るともう私に力を与えてくれるような気がして」と、『絶滅危惧種』の服への熱い思いを語るひろりさん。後日、広島まで片道4時間かけて買い物に行くというひろりさんに同行させてもらい、『絶滅危惧種』略して“ゼツキグ”へ。

広島駅から徒歩5分ほど、飲み屋街の真ん中で異彩を放つお店が『絶滅危惧種』(広島市南区大須賀)。「わ~、緊張する!」と店内へ入っていくひろりさん。洋服の他に様々なアイテムの並ぶ店内の隅に静かにたたずむ男性の姿が…。「あの方はどなたですか?」とスタッフがたずねると「神です!」とひろりさん。静かにレジを打つ男性がオーナーの櫻井遼祐さん。そしてもう1人のオーナーが井戸口大介さん。

櫻井遼祐と井戸口大介の写真

ゼツキグは、14年前広島にある小井手ファッションビューティ専門学校の学生5人で開業。3人は別の道に進み、現在は櫻井さんと井戸口さんの2人でお店を経営している。店の雰囲気と同じくド派手なファッションを身にまとい店を切り盛りする2人だが、「まぁ話すのは苦手っすね」「人見知りというか元々そういう人間なんで、僕も結構そういう感じなんで、向いてないんですよ。接客とか」と、とってもシャイな様子。

そんなゼツキグには、全国各地にある個性派ブランドから2人がセレクトした商品や、オーナーの2人が古着をリメイクした服などを販売している。とにかく常識にとらわれない一点ものが手に入るとファッション好きの心をつかんでおり、あのちゃんやDJ KOOもゼツキグの服を着用しているという。

ひろりさんがゼツキグに魅了された理由を聞くと、当時、就職活動中だったそうで「就活の時ってスーツじゃないですか。スーツでハイヒールとかじゃないですか。女の子なので、そうなんですよ。そうするとなんか…めっちゃ人にぶつかられるんですよ!」「だから自分がすごく服に補強されないと弱い存在かもしれない。私を補強してくれる服が欲しかったんですよね」「絶滅危惧種っていうお店を知って、そこで売ってるお洋服を見て、これは私が納得して着ることができて、私が自信を持って街を歩くための材料になるって思ったんですね」と、ゼツキグの服に救われた思いを語るひろりさん。

ゼツキグには、ひろりさんと同じような思いの人たちが全国から集まっている。インタビューすると皆ゼツキグの服は「心を武装してくれる」と語るのだった。

今回ひろりさんが購入したのは、羽織やキーホルダーなど4点で合計1万3600円。片道の交通費よりもお安いお買い物だったがひろりさんは「買いましたね!多幸感で今いっぱいです」と、幸せそうな笑顔を見せていた。

ひろりさんの写真

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写真提供:(C)日テレ

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