淡路島産の『ルッコラ・セルバチコ』1㎏1万円でも全国から一流シェフが買い付けに来る、そのおいしさの理由とは?

2024.3.23 19:00

お笑い芸人の陣内智則が、3月23日放送の『満天☆青空レストラン』に出演。MCの宮川大輔と共に、兵庫県淡路市を訪れ、苦味とコクが特徴の『ルッコラ・セルバチコ』を収穫した。

名人は「地味なもの」と前置きすると「今日の食材は『ルッコラ・セルバチコ』です」と発表。初めて聞く名前に陣内は「ルッコラは知ってますよ!全然違うんですか?」と質問すると「全然、違いますよ」と名人は断言。普段口にしているルッコラはゴマのような風味だが、名人が作っているのは見た目も味もルッコラとは全く異なるという。

早速、名人のビニールハウスに向かった2人。初めて見る『ルッコラ・セルバチコ』に、陣内は「ルッコラと全然違いますね」と、丸みを帯びたルッコラの葉とは異なる、独特の細長い葉の形に驚くと、「ギザギザというか、細いというか」とコメント。

『ルッコラ・セルバチコ』は菜の花のように黄色い花を咲かせるアブラナ科の植物で、春になると味の濃い新芽がぐんぐん育つため名人いわく「春が一番おいしい」という。イタリアでは料理に重宝される人気のハーブだが、日本では原種の栽培が難しいため、市場にはあまり出回らない珍しいハーブ。名人が栽培を始めたのは約12年前。奈良県から移住してきた名人は「新しいことにチャレンジしないと、なかなか既存の農家に勝てない」と日本一の『ルッコラ・セルバチコ』を生み出すため試行錯誤。今では神戸の名門フレンチレストランをはじめ、全国から一流シェフがわざわざ淡路島の名人のもとに買い付けるまでになったという

そんな一流シェフを虜(とりこ)にする秘密は収穫方法にある。名人は「葉っぱの付け根を外すイメージ」と茎の根元を1本1本丁寧に外しながら収穫するという。すると陣内は「1本1本やってるんですか?大変!!」と驚きの声を漏らすと、名人は「バサッといっちゃうと、早くて楽なんですけど」それだと味にばらつきがでるため、見極めながら1本ずつ手摘みの収穫方法に行き着いたという。そのため、1時間作業しても1㎏も収穫できない地道な作業。そんな厳選して収穫された名人の『ルッコラ・セルバチコ』はなんと1㎏1万円の値がつくという。

早速、2人も収穫してみることに。名人は葉が細かくギザギザしていているものが良いと説明。収穫したばかりの『ルッコラ・セルバチコ』を1口食べた宮川は「あー、スゴい!」とパンチのある味に思わず叫ぶと、陣内も「あ~、あ~くる!苦味くる!めっちゃクセになる!」とおいしそうに頬張った。

『ルッコラ・セルバチコ』は「苦味とコクの帝王」と言われており、クセになる苦味と、かめばかむほど染み出る旨み。さらに亜鉛や鉄分など栄養分も豊富で、かつてクレオパトラも美貌を保つために好んで食べたという。今まで様々な野菜を栽培してきたという名人は「いま日本一を目指せるものがあるとしたら『ルッコラ・セルバチコ』だなと思ってます」と自信たっぷりに語ると、2人はうなずき、この後登場する料理に期待を膨らませた。

写真提供:(C)日テレ

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