ムロツヨシ “約25年前の舞台”の観客に呼びかけ「8人の方、お便りください(笑)」

2024.3.13 12:00

日本テレビ系 朝の情報番組『ZIP!』の地上波未公開シーンをお届けするコラボ記事『ZIP!×entax』。今回は、公開中の映画『身代わり忠臣蔵』(2月9日〜)で主演を務めるムロツヨシへの番組単独インタビューをピックアップ。 “役者人生”における3つの転機を教えてくれたほか、自身の芝居で初めて笑いが起こったという25年ほど前の“ある舞台”を振り返った。

◆たった8人の観客が大爆笑「素敵な奇跡が起きた」

大河ドラマ『どうする家康』(2023)での豊臣秀吉役をはじめ、これまで多くの作品に出演してきたムロツヨシ。ときにはコントを主体としたバラエティー番組にも出演するなど、自身が言う「喜劇役者」として幅広い活躍を見せている。ムロは役者になったきっかけを、19歳の5月に観た舞台『陽だまりの樹』だと語る。俳優・段田安則の芝居に感動し、翌日から一浪して入った大学へも行かずに役者を目指したそうだ。

役者になったムロはさらに、“転機”となる2人の監督と出会った。一人は『踊る大捜査線』シリーズなどで有名な本広克行監督。2005年、本広監督の映画『サマータイムマシン・ブルース』でムロは初めて映画に出演。「“映画人生”がそこから始まった」と当時を振り返る。そしてもう一人は、ドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズや実写版『銀魂』などで知られる福田雄一監督。言うに、「コメディーというものを一緒に作っていきましょうという同士ができた」とのこと。

そんなムロにとって“喜劇役者”としての原点は25歳くらいの頃、自身が舞台に立って初めて笑いが“起こった”とき。自分がやることで笑い声が起きるという成功体験を初めて体験し、“これでやっていいんだ、これだからやってるんだ”と感じたという。

「銀座小劇場です。キャパも100人いかないくらいのところ。舞台に立っているのは16人、お客さん8人。半分のお客さんに対して全力でやるという。そうすると笑うんですね、お客さんって。普通は緊張するんですよ。でもその日なぜでしょう、“素敵な奇跡”が起きたんですよね」。

当時の16人の中で、人一倍“開き直った”というムロ。8人のお客さんがずっと自分の目を追いかけてくれたその日のことを「忘れられないです。あの日をもう一回、なんかドラマとかで作り上げたいですけどね」と笑顔を見せる。すると「会いたいですもん、その8人に。募集してみてくださいよ(笑)」と、番組で“呼びかけ”を行うことを提案。カメラ目線で自由に話しはじめ、現場を盛り上げた。

「16人くらいの出演者数で『スプリング・ハズ・カム』という舞台。銀座小劇場で、8人だけのお客さんの日があったんですよ。それは私だ、僕だ、俺だという方、よかったらZIP!にお便りください。メールでもいいのでよろしくお願いします(笑)」

写真提供:(C)日テレ

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