ダンサー・アオイヤマダ 東京五輪閉会式でソロパフィーマンス披露するも…その後の批判に「初めて人間不信になった」と明かす

2024.1.28 21:30

ダンサーで俳優、表現者のアオイヤマダが1月27日放送の日本テレビ系『Google Pixel presents ANOTHER SKY (アナザースカイ)』に出演。2021年、東京五輪の閉会式でソロパフォーマンスを披露したアオイが、当時の葛藤と思いを明かした。

東京五輪閉会式でのソロパフォーマンス披露が話題となったアオイ。しかし、大役を任された大舞台には世界中から賛否両論の声が寄せられたといい、「ある人からしたら別に必要のないものだから。それでちょっとネットに書かれたり、メッセージでいっぱい言われたりして、それで結構しんどくなったことがあった」と当時の葛藤を回顧。

さらに「初めて人間不信になった」と打ち明け、「東京から松本に帰る電車に乗ってたんですけど、1回トイレ入って出るんですけど、もう人が全部怖くなって、またトイレに行って」と、プレッシャーで3時間トイレに出たりは行ったりだったといい、「“私はすごい申し訳ないことをしてしまった”っていう気持ちになって。“なんでこうなっちゃうんだろう”って思ったこともありました」と、自分を責め、自問自答した日々を告白。

そして知らない人の心無いコメントや無責任な言葉は、彼女を愛する家族、仲間をも傷つけたといい、祖父が「オリンピックの後、俺はやめて欲しかった」と涙を流し、祖母も「あの時は本当に心配したから」と寄り添うと、複雑な表情を見せたアオイ。当時周囲は知らないふりをしてくれていたというが、「“心配してたんだな”っていうのは今になって分かります。でも、あれで結構強くなりましたね」と周囲への感謝を伝え、前向きにコメント。

「だからこそ、目の前にいる人だったり、周りの家族だったりを1番大事にしようって思ったかな」と、大切にすべき存在を強く意識したと打ち明け、「だし…悔しいと思った。“やっぱ伝わらないものは伝わらないのか。でも悔しいな、もっと頑張りたいな“って」と、自身を奮い立たせ、批判からも多くの学びを得たというアオイは、”もしかしたら踊ったら誰かの感覚って開くかもしれない“、”何か気づきのきっかけになるかもしれない“と意識を変えたといい、「そうやってやっぱり信じてやるしかないんですよね。それはきっとダンスだけじゃなくて色々あるんだと思うんだけど。もう信じてやり続けるってことが大事なんじゃないかなって思ってます」と、表現を続ける理由を語り、締めくくった。

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写真提供:(C)日テレ

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