中村獅童 長男・陽喜くんに「絶対に負けたくない」と語る、大人げない勝負事にスタジオあ然

2023.12.14 10:15

親子でもあり師弟でもある、歌舞伎俳優の中村獅童(51)と長男・小川陽喜(はるき)(5)が11月29日(木)放送の日本テレビ系情報番組『DayDay.』(月~金/あさ9時~)に初出演。人生の転機を紹介する『イマココ』コーナーで獅童の下積み時代や意外な親子関係を語った。

獅童と陽喜くんがスタジオに登場すると、スタジオから「かわいい~」と歓声が上がった。

獅童は1972年に歌舞伎の名門・萬屋に誕生。祖父は昭和の名優・萬屋錦之介さん。獅童は子どもの頃について「面倒くさい子どもで、この洋服じゃなきゃ嫌だとか」とこだわりが強い一面があったと告白。さらに「陽喜もそういうところがあるんです。今日も妻が用意した洋服を“これはちょっと嫌だ”とか」と親子で似た者同士だと明かした。

小川陽喜、中村獅童

◆人生の転機は映画初出演作品『ピンポン』

長い下積み時代を送っていた獅童は、29歳の時に映画『ピンポン』(2002年公開)で髪も眉毛もない超個性的な姿をしたドラゴン役として映画初出演し、『日本アカデミー賞新人俳優賞』や『ブルーリボン賞新人賞』など5つの賞を受賞。

中村獅童

この出演の後押しをしたのは十八世・中村勘三郎だと紹介。獅童は「実は(この映画の)撮影の時期に、勘三郎兄さんとご一緒する舞台が決まっていたんです。“どんな役なの?”と聞かれて“二番手くらいの役です”と言ったら“それはそっちやった方が良いよ”と言ってくださって(映画出演の)お許しを得ました」と勘三郎とのエピソードを告白。続けて、「それがなかったら多分、今の自分はなかったかもしれないので、自分にとっては転機となった作品です。これで少し皆さんに名を知っていただけるようになったので」と語り、この映画をきっかけに、人気俳優へと駆け上がった。

◆獅童家のイマココ 陽喜くん&夏幹くんの誕生

2017年に長男・陽喜くんが誕生し、さらに2020年には次男・夏幹(なつき)くんが誕生。
陽喜くんは弟である夏幹くんについて「仲が良い時もあるし、ケンカする時もある」と話し、MCの南海キャンディーズ・山里亮太が「どんな時にケンカをするの?」と聞くと、陽喜くんは「2さいくらいから、なっちゃん(夏幹くん)も歌舞伎をやっていて、好きだから、どの着物が良いっていう理由でケンカする」と答えた。山里もMCの武田真一も「もう歌舞伎のことでケンカするの!?」と驚いた様子を見せた。

小川陽喜

獅童は息子が生まれて変わったことついて「今まであまり行かなかったところに行くようになりました。アウトドア派ではなかったけど、陽喜とは山登りをしたり、この間はキャンピングカーを借りて2泊3日で旅行をしたり」と家族の仲の良さが垣間見られた。

◆獅童家のイマココ 家での関係は…

親子でもあり師弟でもある獅童と陽喜くんは、“友達親子”だと獅童の誕生日をお祝いした時のプライベート写真を紹介。“友達親子”について獅童は「自分が子どもっぽいんでしょうね。遊んであげているつもりが自分が遊んでもらってるのかよくわからない(笑)。だから、じゃんけんとか腕相撲とか、絶対わざと負けたりしません」と言い切り、山里が「腕相撲は勝敗明らかじゃないですか!」と突っ込むと、獅童は「絶対に負けたくないです」と譲らず、笑いが起こった。

◆獅童家のイマココ マル秘プライベート公開

① スリルで大騒ぎ!
陽喜くんと夏幹くんが自宅で裸になり縄跳びをしたり、遊んでいる映像を公開。この光景について獅童は「家に帰るとだいたい(歌舞伎の)立廻りごっこが始まって、歌舞伎の音楽を流すんですけど。私が布袋寅泰さんの大ファンで、ある時『スリル』をかけたら、次々に脱ぎだしてこの状態に。ロックを聴いて血が騒ぐのは…やっぱり僕の血なのかな」と解説すると笑いが起こった。

この映像を見ながら陽喜くんも笑っていて、「僕、幼稚園で一番お笑い(担当)だから」とまさかの発言にスタジオは盛り上がった。

小川陽喜、中村獅童

② 肉を焼くのは天才だった?陽喜くん
獅童がお肉料理を作っている映像を公開。そこには陽喜くんも焼いている肉をひっくり返したり、お手伝いをしている姿が。すると陽喜くんが「手伝ってるところ。昔は僕さぁ、天才だった」と笑顔を見せながら5歳とは思えない言葉に、獅童らは大笑い。

③ こだわりのお風呂
獅童家のこだわりのお風呂で、獅童と陽喜くんが入浴している楽しそうな映像を公開。山里が「パパとお風呂入るの好き?」と質問すると、陽喜くんは「好き」と即答。さらに「だってパパ大好きだもん♪」と笑顔で答えるとスタジオから「うわー!」「いいなー!」と歓声が上がり、獅童はうれしそうに照れた笑顔を見せた。

小川陽喜、中村獅童

◆獅童家のイマココ 2022年親子で舞台共演

2022年4歳の時、陽喜くんは初お目見得。『祝春元禄花見踊』で獅童と舞台初共演を果たした。

獅童は「子どもは初舞台の前に少し出る、初お目見得というのがあって。私は子どもが舞台に出るというのは初めての経験だったので、親は緊張するものだと言われていたんですけど、確かに緊張して。自分の振りを全部忘れました」と驚きの事実を告白。

陽喜くんは初お目見得より「もっとかっこいいのがある」とささやくと、「(見て欲しいのは)2022年の超歌舞伎」と誇らしげに答えると、山里は「もう自分の代表作があるってすごい」と称賛した。

そんな陽喜くんは、父・獅童が驚くほどの役者魂を持つと紹介。獅童は「子どもは(歌舞伎の白い)お化粧をするのを嫌がるんです。それが一番心配で、お化粧している時に泣いちゃったり。でも陽喜はそれがなかった。普段うるさいぐらい走り回っているけど、お化粧の時間は無口になる」と語った。その理由は「お化粧がくずれてかっこ悪くなるのが嫌みたいで、少しでもかっこよく(見せたい)」と子どもながらにすでにプロ意識があると明かした。

さらに、陽喜くんは本番前に黙り込み、静かになるという。獅童は「だから周りの役者さんが心配して。後から聞いたら“精神を統一して集中してた”って。本番前は一言も口をきかなくなるんです」と大人顔向けの役者魂が明らかに。

そして、陽喜くんが父・獅童、弟・夏幹くんと将来“連獅子”をしたいと夢を明かすと、スタジオに夏幹くんが登場。陽喜くんが変顔を披露すると夏幹くんも一緒に変顔を披露し、かわいい兄弟の変顔対決に一気に和やかな雰囲気に。

小川陽喜、中村獅童、小川夏幹

最後に現在歌舞伎座で上演中の『超歌舞伎』について獅童は「歌舞伎なんですけど、ペンライトを振りながら、若い方からお年を召した方まで、幅広い方たちに見て頂きたいと思っています」、陽喜くんは「すごい長い立廻りがある。楽しみ」と笑顔を見せ、コーナーを締めくくった。

【公演情報】
「十二月大歌舞伎」
超歌舞伎 Powered by NTT『今昔饗宴千本桜』
東京・歌舞伎座公演
12月3日(日)~26日(火)
詳しくはこちら

写真:©entax

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