MAMA AWARDS完全レポートDay1(後編)YOSHIKI「Endless Rain」コラボは伝説級のステージに 東方神起×RIIZE、JO1×INI 豪華コラボの競演

2023.12.12 20:30

24年の伝統があるグローバルK-POPファンが最も注目する年末音楽授賞式『MAMA AWARDS』が、11月28日(火)~29日(水)の2日間、韓国の授賞式として初めて東京ドームで開催された。この様子は東京ドームを訪れた8万人の観客だけでなく全世界200余りの地域に生中継された。『MAMA AWARDS』は、一年間目覚ましい活躍を繰り広げたK-POPアーティストたちと、全世界の多くのK-POPファンと共に作っていく授賞式。

今年の『MAMA AWARDS』は無限の可能性を持つ、世界でたった一つの存在「私(I)」と「MAMA」が出会い、ポジティブなエネルギーを通じて完璧な「一つ(One)」になるという意味の「ONE I BORN」のコンセプトの下で進行された。entaxは、初の東京ドーム開催となる2日間を取材。初日の前編・レッドカーペットレポートに続き、この記事では後編・授賞式の様子をお届けする。

◇1日目(前編

■初出演の&TEAM。最年長Kの圧巻のソロダンスから始まった『War Cry』

&TEAM

センターステージの中央に現れたKは白い毛皮にオオカミのマスク姿で登場。マスクを投げ捨てるや東京ドームの大舞台で圧巻のソロダンスを披露し、会場のすべての視線を集めた。満月が映し出されたメインステージへと向かうと、オオカミの遠ぼえが響き渡り、暗闇から9人そろった&TEAMが姿を現した。11月16日に発売した1st ALBUM『First Howling : NOW』収録曲から『War Cry』を披露。一糸乱れぬ&TEAMらしい迫力のあるダンスに会場から歓声が上がった。

■クールさ全開のかっこいいパフォーマンスで魅了したKep1er

Kep1er

1台のバイクがステージを疾走。ライダーがサングラスを外すとシャオティンのクールな表情が映し出され、会場がその美しさに絶叫。ブラックのエナメルのハードな衣装に包まれたKep1erが登場し、『Grand Prix (MAMA ver.)』が始まった。曲の半ばでは、敵のバイクに周りを囲まれて窮地に陥るハラハラする一幕も。そんなピンチから一転、シャオティン、ヒュニン・バヒエ、ヨンウンがアクロバティックな反撃を展開。鮮やかなハイキックや短刀を使った殺陣など、華麗なアクションシーンはさながら映画を見ているよう。クールな一面を魅せたパフォーマンスは会場を大いに沸かせた。

■レジェンドと次世代が織りなす『ENDLESS RAIN』に会場が息をのむ。歴史に残る伝説のコラボステージが爆誕

YOSHIKI

KAWAIクリスタルピアノの鍵盤に向かうYOSHIKIがステージに登場すると、静かに『ENDLESS RAIN』のメロディーラインを奏ではじめた。歌い出しの声と大画面に映し出された姿がTOMORROW X TOGETHERのTAEHYUNと判明するや、会場は驚きのどよめきから即座に称賛に満ちた歓声を上げた。

TAEHYUN(TOMORROW X TOGETHER)

ピアノを挟んだ反対側に、HUENINGKAIが登場。優しい歌声で歌詞を引き継いだ。TAEHYUNとHUENINGKAIの美しい高音でサビの「♪ENDLESS RAIN~」が歌唱されると会場はその歌声に聞き入っていた。YOSHIKIが2人の様子を見つめながらピアノの演奏を合わせていく様子は温かく印象的。

HUENINGKAI(TOMORROW X TOGETHER)

そこにラップで登場したのはBOYNEXTDOORのリーダー・ジェヒョン。またチェロの音色が加わり、奏でていたのはRIIZEのマンネ(最年少)アントンだ。

アントン(RIIZE)
ジェヒョン(BOYNEXTDOOR)

ピアノとチェロで奏でられる『ENDLESS RAIN』は荘厳な世界観をも感じさせる。その音色に溶け込むようにステージに舞い込んできたのはZEROBASEONEのマンネ、ハン・ユジンだ。白い衣装に身を包み曲に合わせて舞い、その世界観を体現する様は実にしなやかで若干16歳とは思えない芸術的なダンスを披露した。

HAN YU JIN(ZEROBASEONE)

最後は合唱団も加わり、スクリーンに映し出された歌詞とともに会場からも歌声が響き、『ENDLESS RAIN』のハーモニーで東京ドームは一体となった。YOSHIKIというレジェンドと、次世代を担う若き才能たちの見事なコラボレーションステージに盛大な拍手が巻き起こった。

■総勢22人で圧巻の群舞を見せたJO1とINI

(左から)INI、JO1

黒い衣装を着たJO1と白い衣装を着たINIが向かい合うように、それぞれが整列し登場。迫力に満ちた両者のダンスでコラボステージはスタートした。最初に曲を披露したのはJO1で『Venus』。そしてINIは『HANA_花』を披露した。途中JO1・河野純喜とINI・田島将吾がリボンを手にコラボダンスパフォーマンスを展開。リボンを使ったダンスは、素早い動きの残像の様にも見え、2人が呼吸を合わせリボンの先までシンクロさせていく。最後は白と黒の対極した2組が、ダンスを通して融合していくような姿が表現され、会場からは歓声が上がった。

■3年連続ファンの人気投票による賞を受賞したENHYPENは赤く塗られた白いスーツで登場。最新曲含む2曲を堂々の披露

ENHYPEN

ステージでは、Mini Album『DARK BLOOD』よりタイトル曲『Bite Me』と、11月にリリースしたばかりのMini Album『ORANGE BLOOD』より『Sweet Venom』を披露。『Bite Me』のインパクトのある振付けでは、ひときわ大きな歓声が上がり、芸術的なソロダンスブレイクほか、大勢のダンサーを従えた見事な群舞も見せ圧倒的な存在感をみせつけた。

ENHYPEN

ENHYPENは世界中のファンからの投票で決まるWorldwide Fans’ Choiceを3年連続で受賞し、その人気の高さも証明。リーダーのJUNGWONは投票してくれたENGENE(エンジン、ファンの呼称)にむけて「ENGENE、ありがとうございます」と日本語で、JAKEは英語で感謝を述べた。NI-KIは「この賞はENGENEのみなさんがくれた賞なので、パフォーマンスで恩返しできるよう頑張ります」と今後の意気込みを述べた。

■5年連続人気投票による賞を受賞!5人の世界観をステージで繰り広げたTOMORROW X TOGETHER

TOMORROW X TOGETHER

『Sugar Rush Ride』の曲が流れるとともに、サイドステージに現れたYEONJUNとHUENINGKAIの息の合ったダンスがスタート。手の動きを追った動線が光で演出され、まるで踊りながらアートを描くよう。続けてメインステージからSOOBIN、BEOMGYU、TAEHYUNが登場。5人がそろうと独自の世界観を一気に爆発させ会場を沸かせた。

TOMORROW X TOGETHER

2曲目の『Chasing That Feeling』では、バイクのレーサージャケットに衣装を変えて曲がスタート。ビルに囲まれた都会の街を駆け抜けていく、そんなバイクの疾走感を表現した世界に観客も引き込まれていく。ダンサーたちの手のひらに装着されたライトが、さながらバイクのヘッドライトの様にメンバーを取り囲み5人を照らし出すと、5人はおもむろにヘルメットを脱ぎ、会場を見つめると大きな歓声が上がった。

TOMORROW X TOGETHERは、ファンからの投票で決まるWorldwide Fans’ Choiceを5年連続受賞。リーダーのSOOBINは「この賞はファンであるMOA(モア、ファンの呼称)のみなさんの愛です。ほんとうにありがとうございます」と感謝を述べ、HUENINGKAIが日本語で「いつも応援してくれてありがとうございます。愛してるよ!」と両手でハートをつくりファンに贈った。

■レジェンド・東方神起×期待の新人グループRIIZEが登場。同じSM所属の2組による夢のコラボステージに会場も興奮

東方神起

東方神起は『Down』と『Rising Sun』を披露。『Down』では、男女のダンサーたちを従えて力強いダンスをさく裂させ、2人の高音が会場に響き渡る貫ろくのステージを展開した。『Rising Sun』では、白いスーツ姿のRIIZEの7人が登場すると会場は割れんばかりの歓声が巻き起こった。背後から東方神起の2人が登場するとさらに会場のボルテージは上がり同じ事務所の先輩と後輩によるコラボステージにファンは胸を熱くした。

■大賞はBTSが受賞。BTS JUNG KOOKがVTRで受賞の喜びを報告

イ・ジュノ(2PM)

初日最後のプレゼンターとして登場したのはイ・ジュノ(2PM)。イ・ジュノからBTSに大賞であるSAMSUN Galaxy Worldwide Icon of the Year受賞が告げられた。BTSは、これで6年連続受賞という記録を更新。今回残念ながら授賞式には参加できずだったBTS。メンバーのJUNG KOOKがVTRで登場し、「変わらない愛を送ってくださるARMY(※ファンの呼称)に本当に心から感謝しています。今日は会えなくて残念だけど、より良い姿になって会える日が来ると思いますので、その日までお元気で、いつも幸せに過ごしてください」と感謝を述べた。

<2023 MAMA AWARDS 初日受賞者一覧 ※授賞式順> ★が大賞
◇bibigo CULTURE & STYLE 賞
Street Woman Fighter2

◇Worldwide Fans’ Choice
TOMORROW X TOGETHER
BTS
ZEROBASEONE
ENHYPEN
イム・ヨンウン
ATEEZ
NCT DREAM
Stray Kids
SEVENTEEN
TWICE

◇Favorite New Artist
RIIZE
ZEROBASEONE

◇Favorite Asian Male Group
INI

◇Inspiring Achievement
東方神起

◇Galaxy Neo Flip Artist
TREASURE

◇Favorite International Artist
YOSHIKI

◇Favorite Asian Female Group
Kep1er

◇SAMSUN Galaxy Worldwide Icon of the Year
BTS

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