吉川晃司「履歴書に失敗事項とか書く欄があったほうがいい」58年間で培った“生き様”を語る

2023.11.29 16:00

「生き様ってシワに出てくると思う」「ダイヤモンドの原石は路地裏に転がってる」
次々と名言を口にしたのは、ミュージシャンで俳優の吉川晃司。スキンケアブランドの新プロジェクト発表イベントに登場し、58年間で培った“生き様”を語った。

“健やかな肌こそ美しい”という商品コンセプトのもと、プロジェクトに参画した吉川のありのままを写したアートイベントが開催。展示される写真には、58歳らしからぬ吉川のキリリとした肉体美が表現されている。
「何も着けてない方がむしろ自然だと思いましたので、むしろ私から“じゃあ全身裸で”って」と、ほぼ全裸での撮影を提案したという吉川。トレーニングや水泳など体作りを週7日近く行う超ストイックな生活を送っているという。

吉川晃司とUL・OS展『からだから生きるを問う』より

写真のシワやシミは一切加工せず、まさに“ありのまま”を表現した作品の出来栄えに、「やっぱり生き様ってシワに出てくると思うので、もったいないと思うんですよね。だから変につくろったり、上から何かを施すというよりも日々の生活から出てくることなのかなと思います」とし、「“職業:吉川晃司”って見えを切って言わせていただいてるんですけど、老いって心が弱くなることかもしれませんけど、でもその寄り添い方によっては、弱さを超えたしなやかさになるんじゃないかと思ってるんです」と“吉川晃司”としてのプライドを垣間見せた。

そして、ロマンスグレーを貫き通す理由について、「白髪を隠すために使う労力を考えれば、僕は体を作ったりしていたいと思ったわけです。隠すことで若く見えるというなら、それは愚かな方の“若い”という表現だろうなと思いましたんで」ときっぱり。

吉川晃司とUL・OS展『からだから生きるを問う』より

さらに“生き様”トークは続き、海外に行っても空港からホテルに直行せずあえて遠回りするという自身の行動について、「ダイヤモンドの原石は路地裏に転がってると思ってますし、その国の文化に触れるには、本質的なことは路地裏、生活臭がするところにあると思うので」と語った。

来年で活動40周年を迎える吉川。これまでの人生について、「“もうちょっとうまいこと生きろよ、お前”とは昔から思いましたけど、ただ失敗も全部糧になりますし、履歴書に失敗事項とか書く欄があったほうがいいと思いますよ。たくさん失敗している人間の方がうまく働くと思います」と持論を語った。

大塚製薬『UL・OS Questionsプロジェクト』始動。詳しくはHPまで。

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