アニメ『呪術廻戦』ED曲が話題の「羊文学」 “渋谷づけ”の楽曲作りを明かす「ライブカメラを眺めたり…」

2023.11.24 07:15

【ZIP!×entax】

日本テレビ系 朝の情報番組『ZIP!』の地上波未公開シーンをお届けするコラボ記事『ZIP!×entax』。今回は現在放送中のアニメ『呪術廻戦』「渋谷事変」第二期のエンディングテーマを歌う「羊文学」への番組単独インタビューをピックアップ。

作詞作曲も担当するボーカル・ギターの塩塚モエカ、ベースの河西ゆりか、ドラムのフクダヒロア。メンバーの3人に「物語と自分の経験をクロスさせる」という楽曲作りの裏側や、ファンから絶大な人気を誇る“美しいサウンド”の秘密を聞いた。

◆“ストーリーを汲み取る”楽曲制作 「ライブカメラを眺めたり…」 

2020年にメジャーデビューした羊文学は今年、これまでに米津玄師やOfficial髭男dismも選ばれてきた「CDショップ大賞」を受賞。9月末にリリースした新曲『more than words』のMVは、公開から1ヶ月で約500万回再生されている。

そんな『more than words』は、現在放送中のアニメ『呪術廻戦』のために書き下ろされた楽曲。メンバーの3人はその作品をタイアップの依頼が来る以前から知っていたそうで、ベースの河西は「びっくりしたんですけど、やっぱりすごくうれしいのと、でも実感したのはテレビで流れた時みたいな」と笑顔。目元を隠す特徴的なロングヘアーのドラム・フクダヒロアも、「今までの羊文学にプラス、何かもう一つ要素を足してっていう楽曲作りを意識しました」と、気合を入れて制作にのぞんだことを明かした。

またボーカル・ギターの塩塚は『more than words』の歌詞について、「かなり前向きではない状況のストーリーが今回のクール(アニメが放送される期間のこと)だと思うんですけど、その中で少しでも背中を押せるように、みたいな気持ちで書きました」と話した。

さらに劇中の舞台が渋谷であること受け、「スクランブル交差点のライブカメラを眺めたりとか、夜の渋谷にあう“プレイリスト”をまとめて散歩して聞いたりとか」と、作品の内容を汲み取るように制作していたという塩塚。デモ曲が出来上がるたびに渋谷を訪れていたと言い、「ストーリーと自分の経験がクロスしていくところをいつも探しています」と、楽曲制作の“マイルール”を語った。

作詞作曲も担当する塩塚モエカ(Vo.Gu.)

教会の讃美歌に、“美しさ”のルーツ

今年、全国のCDショップ店員の投票で素晴らしい作品やアーティストを選ぶ「CDショップ大賞」を受賞した羊文学。選出した店員からは【なんて美しい声なんだろう。(中略)ささいな日常の中にある感情を歌う彼らの曲に共感し気付かされ、いつのまにか優しさや希望の光が胸に届いていた】と、楽曲の美しさやボーカル塩塚の声が絶賛されている。

番組スタッフが、人の心に響く“美しいサウンド”を生み出す秘密を聞いてみると「いわゆる美しさっていうのとぴったり一緒じゃないかもしれないんですけど」と前置きした上で塩塚は、「逆にちょっと不思議さっていうんですかね。歪さ?そういうものも含めて“美しさ”だと思って、いつも自分たちなりのものを考えています」と語った。

さらに「コーラスが好きなんですよね」と笑顔を見せる塩塚。実は幼稚園と中学・高校はキリスト教の学校に通っていたそうで、「よく教会に行って讃美歌を歌っていた」と告白。「いろんな年の方、いろんな声の方のコーラスが重なり合う響きはとても好きです」と続けた。

そんな塩塚の最近の“ボイトレ”は、なんと一人カラオケ。「ちょっと高い椅子に座って、腹筋を使いながら、リバーブをゼロにして(歌う)。すっごく自分の歌が下手に聞こえるんですけど、耐えながら練習しています(笑)」と、少し照れくさそうに明かしてくれた。

写真提供:(C)日テレ

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