Mrs. GREEN APPLE・藤澤涼架 クラシックから転向しポップスの世界へ…捨てられなかったステージへの憧れを語る
Mrs. GREEN APPLEが12月20日放送の『Google Pixel presents ANOTHER SKY(アナザースカイ)』に出演し、3人がドイツを訪問。キーボードを担当する藤澤涼架は“相棒”の故郷を訪れた。
フランクフルトから車で3時間、藤澤はオッテンバッハという小さな街を訪れた。この街は、藤澤が愛用するフルートの生まれ故郷だという。バンドではキーボードを担当するが、実は学生時代はフルートが本業。「中学生から吹奏楽でフルートをやり始めて、高校も音楽科の学校で、フルート専科、ピアノが副科というかたちで入学しました」と話し、全国レベルの大会での受賞経験もある。
どちらかといえばクラシックの道を進んでいた藤澤だったが、転機は18歳の頃に訪れた。「ポップスといいますか、ステージに立ってキラキラ輝いて、お客さんとキャッチボールをしてみたいな、そういった、子どもの頃から、小学生の頃から憧れがあった」と話す。フルートの練習や勉強は好きであったというものの、どこかモヤモヤしている自分がいた。
「やらない後悔がずっと残るよりも、一回、思いっきり飛び込んでみようかなと、18歳の頃に思いました」と一念発起。そんな折にバンドのボーカルで作詞作曲を手掛ける大森元貴から誘われたことで、ポップスの世界に飛び込んだ。
ミセスに所属してからも、『庶幾の唄』をはじめ、クラシカルな曲では長年磨いてきたフルートの腕前が活躍する。今回訪れたオッテンバッハは、そんな藤澤が愛用するフルートが作られた場所だった。
1891年に設立され、家族による伝統的手作業製法を守り続けるフルートメーカー『メナート』。工房に到着した藤澤は、「実家に帰ってきた、このフルートが」と、感慨深げな表情を浮かべる。家族経営の小さな工房では、職人たちが温かく迎え入れてくれた。
「久しぶりに“わが子”に会えた気分です」と、藤澤のフルートを見た職人は笑みを浮かべた。職人いわく、「フルートは人を探す」と言われているという。偶然でいて必然。それはミセスに参加したときも同じだった。
フルートのメンテナンスまでしてもらった藤澤は、職人たちの目の前で即興の演奏を行うことに。静かで透き通った音色が、工房の中に響いた。
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