ともえ(麻生久美子)の横領の理由が遂に明らかに…SNS「良い母親でい続けるために…」『ぼくたちん家』第5話

2025.11.11 17:45
  • Twitter
  • Facebook
  • Line
及川光博と手越祐也の写真

11月9日に日本テレビ系日曜ドラマ『ぼくたちん家』第5話が放送された。主演を務める及川光博が、21年ぶりに連続ドラマの主演を務める本作。現代の様々な偏見の中で生きる“社会の隅っこ”にいる人々が、愛と自由と居場所を求めて、明るくたくましく生き抜く姿を描く完全オリジナルストーリー。恋も人生も、ままならない。でもそれでも人は、誰かと関わってしまう。社会の隅っこでつながった、3人の生活。笑って、泣いて、笑っちゃう、奇妙なホーム&ラブコメディ。

心優しきゲイのおじさん波多野玄一(及川光博)が暮らすアパートの隣の部屋に、車中泊を続けていた中学教師・作田索(手越祐也)が引っ越してきて、玄一は、大張り切りで引っ越しをお手伝い。ところが、索と別れたはずの元恋人・吉田(井之脇海)が、引っ越しを手伝うため突然アパートにやって来る。予期せぬ状況にうろたえる玄一は「どういうことですか?別れたんですよね?」と索を追及。索はあっけらかんと、「別れましたよ。人手は多い方がいいかなって」。別れた後もつながっている索と吉田の関係に、玄一は気が気でない。吉田は、お気に入りの飲食店にゲイの友人と行ったところ「なんでゲイがこんなところにいるんだ」と絡まれ、店に行けなくなってしまったという。「昔から変わらず、俺ら舐(な)められてますよね…」とつぶやく吉田。

手越祐也、及川光博、井之脇海の写真
舐められていると話す吉田と索と波多野

そんな中、アパートの大家・井の頭(坂井真紀)は、逃亡中のほたるの母・ともえ(麻生久美子)に呼び出され、2人きりでこっそり落ち合う。ともえは今まで集めた全国各地のご当地キーホルダーを託すと、「ほたるに渡してほしくて。渡せばわかると思うので」。どうやら、ともえはまだ逃亡を続けるつもりらしい。横領の理由を聞く井の頭にともえは、“自分のため”と告げる。そこで明かされたともえの逃亡の理由は、社会から「舐められている」と感じたからだった。就職氷河期に契約社員として入社した彼女は、会社の経理として長く働くことができたのは、自身が「めんどくさくなかったから」だと断言する。仕事内容や契約に疑問を持たず、任されたことを淡々とこなす。

そんな彼女が横領に手を染めるきっかけとなった出来事が、若い男性の契約社員がたった1年で正社員になったことだった。ジェンダーによる格差。正社員との格差。ともえが目の当たりにした様々な不平等が積み重なり、その差額を計算した額こそが3226万1570円。彼女が会社から横領したお金の総額だった。

坂井真紀と麻生久美子の写真
こっそり落ち合う井の頭とともえ

ほたる(白鳥玉季)が何気なく口にした「高校行っていい? 安い高校ってあるのかな」という質問に、ともえは「子どもにお金の心配をさせない、そういう母親でいたかったし、なりたかったんです」と答える。だから、あくまで自分のために、お金を横領したのだと。井の頭が「私なら(ほたるを)絶対に置いていかない」「一番大切な人に裏切られる経験を子どもにさせちゃいけない」と伝えるが、「わかってます」と言いながらも、ともえが逃亡を続けるのには“しなきゃいけないことがある”からだという。

及川光博、白鳥玉季、手越祐也の写真
ほたるたちの写真を撮ってともえに見せる井の頭

明らかになったともえの横領の理由にSNSでは、「そこまでしないと自分を保てなかったのだろうと感じた」「良い母親でい続けるために必要だった“逃げ”だったのかもしれない」「そう、舐められたくないんだ」「ともえ世代以上の女性なら、誰しも感じたことがあるはず」など、犯罪ではあるが、ともえの理由には理解できるという声が多くあがっていた。

一方のほたるは、大事な期末テストの直前だというのに、全然やる気なし。どうなるかわからない将来のために勉強するつもりになれない。しかしいつも一緒に遊んでいるトーヨコ仲間のなっち(大島美優)が急に高校受験に目覚め、支援団体の職員・鯉登(大谷亮平)に勉強を教わり始める。なんで今さら高校に?理由がさっぱりわからないほたる。よく考えてみたら、なっちの本名も、家のことも、通っている中学校も、なんにも知らない…。それって友達なんだっけ?

ほたるはなっちのことが気になって仕方がなくなり、衝動的になっちのあとをつけることに。ある高校のグラウンドをのぞき込むなっち。ほたるが付いてきていることに気づき、進学の理由を聞かれると「私、眉毛剃(そ)りたいの」とよくわからない返答が。「剃れば?」と答えるほたるだが、なっちの中学では禁止されているという。なっちは「偏差値高い高校とか頭いい会社ほど、眉毛剃っていいって」「誰にも怒られずに気持ちよく眉毛剃りたいの。そういう進路に決めたの」というなっちの前向きな気持ちを聞き、ほたるも勉強を始める気持ちになる。

白鳥玉季の写真
勉強をやる気のないほたるだったが…(画像は第4話より引用)

中庭でギターを弾く玄一。「いつもはストレス発散で弾きたくなるんですけど、嬉しい時もそうなるんですね」と索に言い歌い始める玄一。玄一の歌を聞いた索は、手を差し出し、2人は手を握り合う。そんな中、索と話して思い出した初恋の鯉登に会いに行くことを決める玄一だった。

及川光博、手越祐也の写真
初めて手を握り合う玄一と索

「玄一さんの初恋の相手って、こいのぼり君だったんだ!」「索が近づいてきたと思ったら急にそれ!?」「波乱の予感…」「そこでそれ言う!?」など、玄一の初恋の相手が、ほたるの面倒を見ている支援団体の職員鯉登だったことに驚きの声があがるとともに、今後の玄一と索の恋模様にも新たな波乱が巻き起こる可能性に期待する声もあがっていた。

11月16日放送の第6話では、逃亡中のほたるの母・ともえは、東京に戻って来たものの、「どうしても、しなきゃいけないことがあって」。それが終わるまで、ほたるには会えない。そう決心して逃亡を続けるさなか、あろうことか一番会いたくなかった元夫・仁(光石研)とバッタリ鉢合わせ…!3000万円を狙う仁に付きまとわれ、ともえは新宿の街を逃げ回るが…。

毎週日曜よる10時30分~日本テレビ系にて放送

【公式HP】
【公式X】
【公式Instagram】
【公式TikTok】

【Tver】にて配信中!

写真提供:(C)日テレ

クオカードプレゼントキャンペーン2024

関連記事

おすすめ記事

ジャンル