フルート歴3年の3年生が熾烈な部内オーディションを勝ち抜き初めての全日本コンクールに挑む!秋田・明桜高校の『吹奏楽の旅 2025』
11月8日の『1億人の大質問!?笑ってコラえて! 2時間スペシャル』では、吹奏楽部への密着企画・完結編を放送。全日本大会3年連続出場、そして金賞獲得を目指す秋田県の高校生に密着した。
今回、『吹奏楽の旅2025完結編』として秋田県のノースアジア大学明桜高等学校吹奏楽部に密着。この高校は2年前の2023年に全日本大会初出場を果たすと、翌2024年も出場。しかし結果は銀賞と銅賞で、金賞には手が届いていなかった。今年の目標は全日本での金賞だ。
総勢107名ととにかく部員数が多いこの高校。全日本大会は最大で55人編成まで許されているため、およそ半数のメンバーが出場できないことになる。そのメンバーを決める部内オーディションも熾烈(しれつ)を極めていた。
フルート奏者の佐々木こころさんは高校から吹奏楽を始めた3年生。だが今まで1度もコンクールメンバーに選出されたことが無く、「3年生こそはメンバーに入って頑張りたい」と決意を述べていた。努力の甲斐もあり、6月に開かれた部内オーディションをこころさんはパート内2位で合格。初めてメンバーに選ばれた。
コンクールを見据えた強化合宿に、顧問の石崎聖也先生はある助っ人を呼び寄せていた。それは現在、東京吹奏楽団で正指揮者を務めるプロの指揮者、佐々木新平さん。実は石崎先生とは小・中学校時代の同級生。
プロの音楽の作り方を味わってもらうため、何度か呼び寄せているそうで、新平さんからのアドバイスが明桜の強さに一役買っていたようだ。今回も一度通しで聞いた上ですぐさま改善点を洗い出し、わかりやすい言葉と指揮の手振りだけでその意図を部員たちに完璧に伝えていた。
新平さんは「ビフォー・アフターがわかるってすごく大事なんですね、音楽って。今こうやったから変化があった、逆になかった、常に考えながらやれているのは今の明桜の演奏につながっているんじゃないかな」と語っていた。アドバイスを受けたほかの部員たちも「もう、ヤバいヤバい!」「指揮見ただけで何すればいいかわかる」「もう(音が)出ちゃう!魔法にかけられたみたい」と効果てきめんだったようだ。










