アイドルの「恋愛禁止ルール」に切り込む話題作 齊藤京子初主演映画『恋愛裁判』が2026年1月に公開決定
2025.7.11 18:45
元日向坂46の齊藤京子が主演を務める深田晃司監督の最新作『恋愛裁判』が2026年1月23日(金)に公開される。日本のアイドル界でまことしやかにささやかれる「恋愛禁止ルール」について鋭く切り込んだ本作は、今年の第78回カンヌ国際映画祭カンヌ・プレミア部門に正式出品され、1000名を超える観客を魅了した。
前作『LOVE LIFE』で第79回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門に選出されるなど、世界中から注目される深田晃司監督による最新作『恋愛裁判』。「元アイドルの女性に賠償命令」という新聞記事を目にした深田晃司監督が、その内容から着想を得て作り上げた渾身の作品だ。
契約書に記載された「恋愛禁止ルール」に反する行動をしたとして所属事務所から訴えられ、裁判へと発展した一人の女性アイドルの姿を描いており、齊藤京子が映画初主演でアイドル役を演じた。深田監督は主演の齊藤に対して「ひとつ言えることは、齊藤京子さんとの出会いがなければこの映画は完成しなかったということです。絵空事でしかなかった脚本に全身全霊で血肉を与えてくれた齊藤さんに心から敬服しています」と絶賛。
さらに、山岡真衣と禁断の恋におちる、中学時代の同級生・間山敬役に、NHK 連続テレビ小説「あんぱん」など、話題作への出演が相次ぐ倉悠貴。真衣の所属事務所チーフマネージャー・矢吹早耶役に唐田えりかが、所属事務所の社長・吉田光一役には津田健次郎が決定している。
そして今年の第78回カンヌ国際映画祭で世界最速となる公式上映が実施されると、「恋愛禁止ルール」という日本独自のテーマでありながら、上映終了後はスタンディングオベーションが沸き起こった。新たに解禁された映像にはカンヌでの公式上映の様子が収められており、監督と齊藤に向けられた熱いまなざしや歓声など、観客からの熱気あふれるリアクションが映し出されている。

さらに、新たに解禁となった場面写真は、齊藤京子演じる山岡真衣と倉悠貴演じる間山敬が並ぶツーショット。山岡真衣が人気アイドルとして表舞台で見せる顔とは異なる、自然体でどこか安心した表情を見せる1枚だ。
アイドル文化が社会に深く根づき、偶像としての役割が“常識”となりつつあるこの時代に、深田監督がどう切り込むのか。『恋愛裁判』は、2026年1月23日(金)公開。
STORY
人気グループへの階段を駆け上がっているアイドルグループ「ハッピー☆ファンファーレ」。 人気ナンバー1でセンターを務める山岡真衣(齊藤京子)は偶然、中学時代の同級生・間山敬(倉悠貴)に再会し、意気投合、恋に落ちる。アイドルとしての立場と恋愛との間で葛藤していた真衣だが、ある事件をきっかけに衝動的に敬のもとに駆け寄るという行動に出るーー。8か月後、真衣は吉田(津田健次郎)が社長を、早耶(唐田えりか)がマネージャーを務める所属事務所から「恋愛禁止 条項」の契約違反として裁判所に召喚される。「アイドルの恋愛は罪なのか!?」 審判が下る!
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