のん、吉永小百合の“瞳パワー”を猛研究!たどり着いた答えはまさかの…?天然発言で会場の笑いを誘う

2025.5.15 19:15
のんの写真

世界初女性エベレスト登頂という偉業を成し遂げた登山家・田部井淳子の実話をもとに、その勇壮な生涯を壮大なスケールで描く映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』(10月31日 公開)。この度、豪華出演者らが一堂に会する本作の完成報告会見が5月13日(火)、都内で行われた。主演・吉永小百合の青年期役を務め、過去の作品から“吉永の魅力”を研究したというのんは、役作りのために日々意識していたことを告白。思わぬ回答に、会場から笑いがこぼれた。

田部井氏は、“女性だけで海外遠征を”を合言葉に女子登攀クラブを設立した日本を代表する偉大な登山家。1975年、エベレスト日本女子登山隊の副隊長兼登攀隊長として世界最高峰のエベレスト(ネパール名:サガルマータ、 中国名:チョモランマ)の女性世界初登頂に成功したほか、生涯で76か国の最高峰・最高地点の登頂を果たした。そんな彼女の実話をもとにした映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』が、世界初女性エベレスト登頂という偉業から50周年となる今年、公開する。

本作の主演を務めるのは、日本を代表する映画女優・吉永小百合。映画という高峰へ挑み続け、出演数は本作で124本目。女性として初の世界最高峰エベレスト登頂制覇を果たした主人公・多部純子(たべ・じゅんこ)を演じた。共演には、吉永と『北の桜守』以来7年ぶりとなる名優・佐藤浩市、『最高の人生の見つけ方』で吉永の最高の相棒を演じた天海祐希、さらに、のん、木村文乃、若葉竜也、工藤阿須加、茅島みずきと、日本映画界を牽引する個性豊かな俳優陣が顔を揃える。13日(火)の完成報告会見では吉永ら豪華キャスト陣に加え、『北のカナリア』以来13年ぶりに吉永とタッグを組んだ阪本順治監督が登壇した。

映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』の集合写真

70年代と現代──2つの時代がクロスする本作で、純子(吉永)の青年期を演じたのんは「素敵な役を頂けて興奮していました。撮影に入る前に、吉永さんの出演作をたくさん拝見しましたが、吉永さんの瞳の力に魅了されました。どうにか1%くらいその瞳パワーを表現できないかと研究しました」と意気込みを吐露。十分な真剣さが伝わった一方で、記者からの《瞳パワーを表現するために意識していたことはありますか?》との質問には「スマホのゲームをやめたり、ブルーライトカットの眼鏡をかけたり、目を守る行動をとりました」と語り、会場からは笑いが起きた。

それでも、雪山での撮影についてのんは「雪山の洗礼を受けました。良いタイミングで吹雪がやってきて、撮影の合間に待機していたバスの中に霜が降りてきたり。スタッフさんに手足が凍るので動かし続けてください、と言われながら撮影に臨んだり」と過酷な撮影の日々を振り返った。

吉永小百合の写真

そんな中、会見の後半《のんさんとの二人一役で田部井淳子さんを演じられましたが、何か印象はありますか?》と記者から聞かれた吉永は「のんさんが本当にかわいくて。自分にこんな娘がいたらいいなと思うくらいでした。坂本龍一さんとのコンサートで朗読した時に心が通い合っていましたが、今回も良かったと思います」と、どこかほのぼのとした回答。

一方、《名優の若い頃を演じることについて、プレッシャーはありましたか?》と聞かれたのんは「プレッシャーは巨大でした。本当に緊張して…。お話をいただいたときは舞い上がったのですが、いざ演じるとなると…吉永さんの青年期に見えなきゃいけないんだということがのしかかってきて、気合いが入りました!一生懸命頑張りました!」とやや緊張気味に回答していた。

のんの写真

『てっぺんの向こうにあなたがいる』
10月31日(金)全国公開
配給:キノフィルムズ

©2025「てっぺんの向こうにあなたがいる」製作委員会

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