【独自取材】ドラマ『シッコウ!!~犬と私と執行官~』出演の皆藤空良は中島健人から下の名前で呼ばれて感激

2023.8.8 21:55

現在放送中のテレビ朝日系の連続ドラマ『シッコウ!!~犬と私と執行官~』(毎週火曜21:00~)。伊藤沙莉を主演に迎え、中島健人、織田裕二らが共演し、“執行官”をテーマに描くポップで痛快なお仕事コメディ。entax取材班は連続ドラマ初出演にしてレギュラーキャストの座をつかみとった皆藤空良(かいとうそら)に独自取材を敢行した。上司役の笠松将からは演技について教わり、筋トレ指南も!? 共演者からの名前呼びがうれしかったという現場の雰囲気などについて聞いた。

■エキストラかと思いきや、初ドラマにしてレギュラー出演

――『シッコウ!!~犬と私と執行官~』は連続ドラマ初レギュラー作品ですね。オファーがあった時の感想はいかがでしたか?

皆藤 最初はエキストラとかちょっとした役かなと思っていたのですが、まさかレギュラー出演のお仕事をいただけるとは思っていなかったので、すごくうれしかったです。でも、撮影が始まるまでは緊張の方が大きかったかもしれません。

――奈良井司(ならい・つかさ)というご自身の役柄について教えてください。

皆藤 運搬担当の執行官補助者の役です。笠松将さん演じる長窪桂十郎の元で働く部下です。執行相手に対してはニコリともせず真顔で業務を執行するような感じの、ちょっと見た目は怖い青年です。 

――執行官や執行補助者の運送業、といった職業はあまりなじみがないですが、演じる前のイメージと、実際に演じてみてどうだったか教えてください。

(執行官=裁判所の職員。裁判で出された結論が実現されない場合、それを強制的に実現する。執行補助者の運送業=執行の現場に立ち合い、荷物の運搬を実行する)

皆藤 僕も台本を読んで初めて知った職業だったので、どういうお仕事か理解するのにまず時間を割きました。

――資料をいただいて読み込んだ感じですか?

皆藤 自分でもネットなどで情報を収集してすごく調べました。執行補助者の運送業が何をするかというと、例えば物件を差し押さえる際に荷物を移動させなくてはいけないので、引っ越し業者や運送業者が立ち会うんです。でも特定の業者を使い続けてはいけないらしくて、そういうことも初めて知りました。

裁判所の職員が関わるということで、最初は硬い内容の物語になるのかな? どういう展開をするのかな? と思っていたのですが、意外とコメディタッチで。これなら多分皆さんも執行官について理解しながら、楽しく観られるのではないかなと思います。

■演技派のワンちゃんぞろいで僕より演技がうまいかも(笑)

――撮影現場はどんな雰囲気ですか?

皆藤 最初は緊張してしまって周りの状況を見る余裕がなかったのですが、すごく明るく和やかな現場なので、撮影が進むうちに楽しめるようになりました。

――ドラマタイトルに「犬と私と~」とあるように、犬の出演シーンも多そうですね。現場にはワンちゃんがいてにぎやかですか?

皆藤 僕は実家でもトイプードルを飼っていて犬が大好きなので、犬に囲まれてすごく楽しいです。撮影の合間はずっと犬をなでて癒されています。ワンちゃんの飼い主さんが指示を出すと、かわいい「アンアン」という鳴き声から、威嚇した「ウー、ワン!」という感じのほえ方に変わって、演技派のワンちゃんたちなのが本当にすごいと感心しました。僕より演技がうまいと思います(笑)。

――トイプードルはいつから飼われているのですか?

皆藤 2年くらい前かな。高校3年生の時からです。僕が部活からヘトヘトで帰ってきたら、母とおばあちゃんがいて「犬飼ったよ」って。まだ赤ちゃんだったのですごく小さくてかわいくて…一瞬にして疲れが吹き飛んだのを覚えています。今もずっと一緒に住んでいます。男の子なんですけどビビちゃんという名前で、ビビリだからビビちゃん。

■上司役の笠松将とはトラックの座席に二人きりで長時間話をした

――初の連続ドラマレギュラー現場ということで、戸惑ったことや先輩に教えてもらったことはありますか?

皆藤 職業が特殊ということもあって役づくりが難しかったですし、セリフをどういう風に言えばいいかもわかっていなくて。上司役の笠松将さんに相談させてもらって、色々とアドバイスいただきました。舞台は経験があったのですが、映像だと映っている部分が限られているので、自分の見せ方が舞台と全然違って戸惑いました。横揺れはだめだけど、縦の動きはOKなど。あとは手の動きが手持ち無沙汰になった時に困っていたら、笠松さんが「小道具を使ってみたらいいんじゃない?」と教えてくださいました。工具を腰にぶら下げている衣装だったので、そこから工具を取り出したりして実践してみました。

――笠松さんとはどんな風にコミュニケーションを取っていったのですか?

皆藤 最初は緊張していたのもあって、あまり目を見て話すことができなかったんです。でも撮影初日に、けっこうお話しできる時間があったのが嬉しかったです。トラックの運転席に僕が座って笠松さんが助手席にいるシーンを撮った後、僕らの出番がない待ち時間があったので、そのままトラックの中で二人きりで色々お話しできたんです。

――どんな会話があったのでしょうか?

皆藤 この役をどう演じたらいいか、という演技の相談や、プライベートの話まで本当に色々な話をしました。運送業という職業柄、筋肉があった方がいいかと思って撮影に入る前に筋トレをしていたのですが、笠松さんは筋肉がすごいので、どうしたらそんなに鍛えられるかまで教えてもらいました。

■中島健人から「空良くん」と下の名前で呼ばれ感激

――メインキャストの伊藤沙莉さん、中島健人さん、織田裕二さんはどんな方でしたか?

皆藤 皆さんすごく優しいです。伊藤さんはイメージ通りの明るく優しい方でした。織田さんは、話しかけるのに一番緊張するイメージがあったのですが、撮影の合間はジョークを言って場を和ませてくれたりもしておもしろく素敵な方でした。新人の僕にもたくさん話しかけてくださるんです。中島さんは、今回はセクシーを封印した役なのですが、最初に見た時に驚きが半端なかったです。きれいで美しくてかっこよくて、レベルが全然違うと思いました。僕のことは下の名前で「空良くん」と呼んでいただきました。モロ師岡さんからも下の名前で呼んでいただけてうれしかったです。

――皆藤さんが感じるこのドラマの見どころ、注目してほしいポイントを教えてください。

皆藤 コメディなので楽しみながら観ていただけますし、勉強にもなると思います。例えば家賃滞納が続くとどうなるのか、気をつけましょうね、と呼びかけるような内容にもなっています。執行官を題材にしたドラマは初めてだと思うので、執行官についても学ぶことができると思います!

【皆藤 空良(かいとう そら)Profile】
2003年5月20日生まれ。埼玉県出身。
2022年3月に開催された、ホリプロ主宰の次世代俳優発掘オーディション「ホリプロ☆ネクスト」最終決戦にファイナリストとして出場。その後芸能活動を開始したわずか1カ月半で日本テレビ『踊る!さんま御殿!!』にてテレビ初出演。同年には舞台『血の婚礼』で主人公の友人役に大抜擢(てき)され役者デビュー。2023年7月、テレビ朝日の連続ドラマ『シッコウ!!~犬と私と執行官~』で連続ドラマ初出演。9月に舞台『ロミオとジュリエット』の出演を控える。

【作品情報】
テレビ朝日系『シッコウ!!~犬と私と執行官~』
毎週火曜よる9:00放送中
公式HP
公式X(旧ツイッター)
公式Instagram

写真:©entax

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