2人でケガを乗り越え「全日本大学駅伝」優勝!名門・駒澤大のエース&“無名”から“MVP”へ…4年生コンビの特別な関係性とは『箱根駅伝 絆の物語』未公開エピソード

2025.12.27 17:30
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12月27日(土)16時から、日本テレビ系にて放送された『箱根駅伝 絆の物語』。今回entaxでは放送されなかった、未公開エピソードを紹介する。

『第88回箱根駅伝大会』からスタートし、今年で15回目を迎える『箱根駅伝 絆の物語』。毎年、箱根駅伝に出場する選手たちに取材し、彼らの様々人との絆や、彼らの物語を紹介してきた。『88回大会』では“山の神”こと柏原竜二選手などが紹介された。

♦3年ぶり箱根制覇へ…名門・駒澤大学の4年生コンビ

番組では200人を超える選手の中から、9名の選手をピックアップ。今回紹介する“未公開エピソード”は、「箱根駅伝」総合優勝8回の名門・駒澤大学から佐藤圭汰選手(4年)と伊藤蒼唯選手(4年)のコンビ。

●「彼がいるという安心感」

佐藤圭汰選手(4年)は、高校時代には1500m、3000m、5000mの日本記録を樹立。5000m以外は未だ破られていないという経歴を持つ。駒澤大学入学後も、彼が目指すのは世界の舞台。陸上の動画や海外選手のトレーニング動画を見るなど、貪欲に陸上競技に没頭している。そんな彼の陸上意識と知識に引っ張られ、彼らの同期も実力を上げていったという。

帰山侑大選手(4年)に「佐藤圭汰選手は(帰山選手にとって)どんな存在か?」と質問をあててみた。帰山選手は「佐藤圭汰がいなければ、どうやって強くなればいいのか、難しかったかもしれない。佐藤圭汰がいたから彼をひとつの目標にして走ることができた。駅伝でも彼がいるという安心感は何物にも代えがたい。彼がいると僕たちは自分により集中できる」と部内での彼の存在感について語ってくれた。

一方で、普段は強さやオーラなどはなく、“かまちょ”な部分もあるという、佐藤選手の意外な一面も教えてくれた。

●島根県出身・伊藤蒼唯 “無名”から“MVP”へ

佐藤選手とは対照的に、高校時代はほぼ無名の選手だったという伊藤蒼唯選手(4年)。大学で叩きあげられ、現在は駒澤の中心選手にまで成長した。11月に行われた「全日本大学駅伝」では5区の区間新記録を達成し、MVPにも選出された。地元・島根県の本屋ではPOPなどの特集も組んでもらった、とよろこびを語っていた伊藤選手。陸上専門誌の表紙も飾るなど、この4年間の成長曲線がすごい、と佐藤圭汰選手も舌を巻いていた。

●2人でケガを乗り越え、全日本駅伝優勝!

実は今年、佐藤選手と伊藤選手は同じ時期にケガをしてしまい、一緒にリハビリをしていたという。取材班は、真夏の35度を超える炎天下のグラウンドでウォーキングをする2人に密着していた。

2人だと気持ちが落ち込む場面でも愚痴を言い合いながら、「でも絶対に俺たちの力が必要だから、駅伝に間に合わせるぞ」と話していたそう。その後、11月に行われた「全日本大学駅伝」に出場。見事、駒澤大学は優勝を果たした。

取材の最後には、駒澤大学の箱根駅伝前恒例、千葉県・白子合宿に密着。白子の海に毎日みんなで散歩に行くのが日課だという。

散歩中、佐藤選手に「青春ですね?」と聞くと、少し照れながら「そうですね、青春です。」と答えてくれた。

みんなで優勝を誓い、駒澤大学は3年ぶりの王座奪還を目指す。

『箱根駅伝 絆の物語&スタート直前生情報』
2026年1月2日(金)あさ5時50分~あさ6時45分 放送(関東ほか)

【番組公式サイト】
【公式X】

写真提供:(C)日テレ

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