藤原竜也に抱く俳優としての“期待”を先輩・吉田鋼太郎が告白…「守りに入っている」という指摘を受け、明かした複雑な胸中

さらに、最近の藤原の様子について聞かれた吉田は「悪い意味ではないんですけど、やっぱり守りにまわってるなって感じは、すごくしますね」と、深酒をやめ、家族との生活を最優先する藤原に対する、率直な思いをあえて告白。

若い頃は、公演後にその感想を飲みながら言い合うこともあったそうだが、今ではすぐに家族のもとへ帰ってしまう藤原に対し「ちょっと寂しい」と本音を吐露した。

さらに役者としての現在の藤原について「しっかり足が地について、ちゃんと立ってる感じがしますね」と語った吉田は、舞台で共演する際に藤原が発揮した、俳優としての総合的な実力の高さを改めて評価。そのうえで、「ぜひその道を踏み外さないように、さらに精進して、本当に日本を代表する俳優への道を突き進んでもらいたいなというふうに、心から思っています」とエールを送った。

先輩からの激励を受け、藤原は“僕の本音”として「今、踏み外してもいいんですよ」と発言。その真意には、役者としてさらなる挑戦をしたいと思う一方で、子どもとの限られた時間を大切にしたいとも考える複雑な心境があるという。

それでも、役者としてのモチベーションを保ち続けている理由として「うちの家族に言われたのが、“これも藤原にとっての日常です”と」と語り、自身だけでなく家族にとっても、芝居に打ち込む藤原の姿が、日常の風景として根付いていることに気づかされたことを明かした。

一連のコメントに、山崎育三郎が「一番近くで見ている家族はそう思うんですもんね」と反応すると、藤原は「だから、役者にとって家族の存在がでかいのかな。やっぱりここにあるな」と、家庭を持った今だからこそ抱く、役者としての原動力に思いを馳（は）せた。

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写真提供：（C）日テレ