フースーヤ お笑い賞レースの準決勝・決勝がなぜか東京で行われることに物申す!“笑いの本場”は東京?大阪?
お笑いコンビ・フースーヤの田中ショータイムと谷口理が、11月3日放送の『大悟の芸人領収書』に出演。賞レースの在り方に関する悔しさを語った。
今回の放送内容は、『よしもと漫才劇場東京vs大阪SP』。東西の若手実力派芸人が集結し、笑いの本場は東京と大阪どちらなのかについて議論した。この日、大阪勢のフースーヤが提出したのは、1万4320円の領収書。なんでも、M-1グランプリの準決勝のために、大阪から東京に移動したときの代金だそうだ。
フースーヤは、独特のギャグ漫才で芸歴1年目からブレーク。MCの千鳥・大悟とも沖縄の劇場で一緒に出演したこともあるそうで、ちょうどそのころ「東京行こう!」と思っていたという。しかし、当時の女性マネジャーに怒鳴られつつ止められ、大阪で9年ほど修行し、結果としてお笑いのタイトルを取ることもできた。
これを聞いた大悟が、「結局9年残ったのがフースーヤ的には良かったってこと?」と問うと、2人は「はい、よかったです」とキッパリ。田中が「マジで、大阪で正統派しゃべくり漫才磨いててほんまによかった」と語ると、どうみても“正統派”ではない芸風に、大悟は「どこがやねん!」と即座にツッコんだ。

ちなみに、今回の領収書は、2人にとって「悔しいレシート」なのだそうだ。というのも、お笑い賞レースの準決勝や決勝は、たいてい東京で開催される。フースーヤの話に、大悟は「それ、あるよな。ワシもちょっと思ってた」と同意した。
しかも、そうした大会で大阪勢が決勝にいないと、見る人からは「大阪のコントのレベルが下がったな」などと好き勝手言われてしまう。これは、フースーヤからすれば、「いやいや、おかしいやん」という話だそうだ。というのも、東京と大阪では客のノリが違う。それなのに、片方でしか上位ラウンドをやらないのは不公平というわけだ。
この点には大悟も覚えがあるようで、「大阪で磨いた笑いを、東京の客前でやって大スベリするっていう。そう、あったあった」と思い起こした。また、谷口は、大阪でものすごくウケていた豪快キャプテンというコンビが、東京会場では「てんてれてん」であったとコメントした。
耳慣れない表現に、「てんてれてん?」と思わず繰り返す一同。大悟は「つんつるてんの上か?」と応じ、“つんつるてん”つまり何もない状態のさらにひどいバージョンを想像した。











