NHK朝ドラ『ばけばけ』松野フミ役・池脇千鶴「自分の子供を守る一心でやりました」トキの育ての母・フミの複雑な思いとは

2025.10.24 13:15
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松野フミ役・池脇千鶴の写真

9月29日からNHKにて放送中の連続テレビ小説『ばけばけ』に出演する池脇千鶴のオフィシャルコメントが公開された。池脇は、主人公の松野トキの母である松野フミを演じている。

本作は、松江の没落士族の娘・小泉セツがモデルの物語。外国人の夫・ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と共に、「怪談」を愛し、急速に西洋化が進む明治の日本の中で埋もれてきた名も無き人々の心の物語に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦の物語。

松野フミ
トキの母。出雲大社の上官の家で育ち、出雲の神々の物語や生霊・死霊の話、目に見えないモノの話に詳しく、トキにもよく お話を聞かせてあげる。 優しくてしっかり者。トキの幸せを誰よりも願っている。

〈池脇千鶴コメント〉

――松野フミはどんな役ですか?

フミは寛容で旦那様とおじじ様のマイペースなところを全部受け止めているけれども、自分もどこか抜けているのが魅力かなと思います。 完全に時代劇なので所作が決まっていて、どちらの手を上に重ねるかなどにもお作法があり、気持ちやセリフと連動させて動くのが難しいです。フミは所作をきちんと教わって育ってきたはずなので、そのあたりはしっかりしたいと考えています。

――東京から戻ってくるおトキを迎え入れるシーン(第4週・第20回)のフミの心情についてお聞かせください。

おトキが東京へ行ったときは、おじじ様がお金を捻出して東京行きを認めたことだし、「これをきっかけに東京で銀二郎さんと幸せになってほしい」と背中を見送りながら納得していました。自分の足で添い遂げる人を見つけて、東京で幸せになるんだったらそれでいいと思っていたんです。

でもとにかく心配でならなかったから、松野家へ帰ってきたときはやっぱりうれしかったですね。すごくうれしいんだけれども、おトキが病気をしてないか 怪我してないかという心配が先に立ち、映っていたかどうかわかりませんが、着物のほこりを払ったり足を触っ たりしています。銀二郎さんとの間に何があって戻ってきたのかは、その後にゆっくり聞いたのではないかと思います。

――トキの育ての母としての、フミの気持ちについて教えてください。

おトキに対しては「絶対に私が育てる」というプライドを持っているので、それをところどころでちゃんとタエ様に見せなくちゃいけないと思いながら演じました。タエ役の北川景子さんも認めてくださっている感じのお芝居ではあるのですが、家柄は雨清水家の方が上というのもフミとしては気になるところで。

おトキが傳様の看病をしていたときは、傳様とタエ様が「本当は自分たちの子だ」と言っておトキに迷いが生じてしまったら、この子はどっちの家を選ぶんだろうという不安もあったと思います。雨清水家のお二人に気は遣うけれども物申すところは物申すのがフミですから、そこはもう自分の子供を守る一心でやりました。

――今後の『ばけばけ』の見どころと視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。

大真面目にバカなことをやっているところを肩の力を抜いて見てクスッとしてもらえたら、それが一番うれしいです。松野家での撮影は本当に和気あいあいとしていて楽しいんですけど、本番が終わった後も楽しいんですよ。その仲の良さがいい具合に松野家のシーンににじみ出ていると思うんです。うそじゃない楽しさを皆さんにも味わってもらえたらうれしいなと思います。

2025年度後期(大阪制作) 第113作 連続テレビ小説 『ばけばけ』
[総合] 月~土 午前8時~ ※土曜は一週間の振り返り  ほか

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                            写真提供:(C)NHK

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