手越祐也 「腹立ってる時間もムダだと思っちゃう」ポジティブすぎる手越が最強弁護士軍団に相談したこととは
最後に森弁護士は、「漏洩(ろうえい)された事情によっては、不正競争防止法違反で違法になり得ます」と切り出し、「アイドルの出演情報というのは、一般的には厳密に秘密として管理されてますよね。なぜかというと、その出演するかしないかによって、チケットの売れ行きが大きく変わって、お金が動くからです」と見解を口に。

さらに森弁護士「にも関わらず、仕事上その出演情報を知った人が、“その情報を売って儲(も)けてやろう”とか、もしくは“ネットニュースにさらして閲覧数で稼ごう”とか、そんな目的で不正利用した場合には、これは違法ってことになります」と解説した。しかし、橋下弁護士は「ただ、これは不正競争防止法違反にするためには、その秘密に関して形式的にもきちんと秘密だということになっておかないといけないんですよ。だから、先ほど言ったような秘密保持契約とか、何かしらの形式がないと、これは不正競争防止法違反にはならないというのが一般的な解釈です」と意見。
そこで森弁護士が「書面で交わしてなかったとしても、言葉で“情報は何月何日まで解禁しないようにしましょうね”って言うじゃないですか。もうこれで秘密として管理されている。業界としては、“そういうのはバラしちゃいけない”っていうのは皆さん知っていることなので、それは秘密性はあると思います」と考えを明かすと、つい話してしまうというさんまは「ああ、なるほど。俺、ナンボとられんのやろ」とポツリ。

大盛り上がりのスタジオで感想を求められた手越は、「まあでも、今回もこうやって久しぶりに『行列』出させていただいて。今の事例、出させてもらいましたけど、正直どうでもいいと思ってます」ときっぱり言って大笑い。するとさんまは「『行列』でこういうこと言うやつを訴えたらどうなるんやろ?」と声を上げ、スタジオはさらに大きな笑いに包まれた。