吉沢亮「これまでの作品とは比べものにならないほど覚悟が必要でした」映画『国宝』、第30回釜山国際映画祭公式上映!吉沢亮・黒川想矢・李相日監督が登壇

2025.9.25 13:30
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吉沢亮と横浜流星共演の映画『国宝』が、6月6日(金)より大ヒット上映中だ。原作は吉田修一の最高傑作との呼び声高い『国宝』。本作の歌舞伎指導も務めた中村鴈治郎の元で、吉田修一自身が3年の間歌舞伎の黒衣を纏(まと)い、楽屋に入った経験を血肉にして書き上げた渾身の作品を映画化。歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生を捧げる主人公・喜久雄(吉沢亮)の50年を描いた壮大な一代記となっている。

先日ついに観客動員数1050万人、興行収入は148億円を記録し、歴代の興行収入ランキング(※興行通信社調べ)では、邦画実写において、『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(2003 年公開、173.5億円)、に次ぐ第2位の成績を記録した。さらには第98回米国アカデミー賞国際長編映画賞日本代表に決定している。

◆吉沢亮、黒川想也、李相日監督が登壇

『国宝』は第30回釜山国際映画祭ガラプレゼンテーション部門に出品され、現地時間9月21日(日)に公式上映された。また、その年の話題作や世界で影響力のある監督の新作を上映する、ガラプレゼンテーション部門に招待され、日本からは主演の喜久雄を演じた吉沢亮、喜久雄の少年時代を演じた黒川想矢、李相日監督が渡韓。現地時間9月21日(日)には、野外メインシアター会場でのオープントークに登壇した。

21日15時、2000人が集まった屋外会場で行われたオープントークでは、はじめに李監督が登壇した。実写映画の歴代興行収入ランキングで 2位を達成した記録について質問されると、「この映画はテレビドラマや漫画の原作から始まった映画ではなく、伝統文化を扱った映画ということで、今の日本の観客が多く観てくれて驚いています」と話し、続けて「歌舞伎は、どの国の人でもその美しさと伝統、歴史を感じることができる芸術だと思います。国や人種を問わず感動できる映画だと思っています」と話した。

そしてイベントの中盤、主演の吉沢亮、黒川想矢の2人が会場にサプライズ登壇。2人は韓国語で自己紹介し、満席の会場からは盛大な拍手が起った。 吉沢は、「1年半という長い期間、一つの役のために時間を費やすというのは貴重な経験でした。実際の歌舞伎役者の方々の足元にも及ばないので、稽古をすればするほど、どれほど素晴らしい方々かを実感しました。あの時は『やるしかない』という意地でやっていました。これまでの作品とは比べものにならないほど、覚悟が必要でした」と語り、 さらに、「李監督からは、難しくて不可能な注文ばかりされました。しかし、一方でその注文は『役者なら乗り越えられる』という絶対的な信頼だと思いました。監督の言葉の中にある愛をとても感じることができました」と撮影当時を振り返った。

また、黒川は本編での演技について質問されると「演技が本当に面白くて仕方ないです。本作の中で「寝る時間が無駄だ」というセリフがあるのですが、その気持ちは分かる」としながらも「演技を楽しむためによく眠るように努力しています」と付け加えて会場を笑わせた。

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