吉田羊 長崎の超貴重な“幻の着物”を感動コーディネート!あのちゃんも思わず「美しい…」とうっとり
最初に向かったのは、東京都の日本橋、山口県の錦帯橋(きんたいきょう)と並んで『日本三名橋』の1つに数えられる眼鏡橋。現地で眼鏡橋を眺め「なるほど…いけます!というか、いきます!」と、頭の中ではコーディネートが仕上がった様子。着替えを促された吉田は「ジャンプ?」と、バラエティー番組でありがちな“ジャンプしたら衣装や場所が変わっている”演出をやろうとしたのかその場で飛び跳ねていたが、スタッフからは「勝手な演出かけるのやめてください」とたしなめられた。ドラマなどでは決してみられない吉田の姿に、スタジオゲストのあのちゃんも思わず「お茶目~」とつぶやき、出川哲朗も「吉田羊さん、こんなお茶目な人だとは思わなかった~」と驚いた。

そして数分後、再びスタッフのもとへやってきた吉田。「眼鏡橋なんで」とメガネも着用した吉田は、落ち着いたグレーの着物に足袋も石畳に合わせたグレーに統一。帯には眼鏡橋に羽を休めに来る鳥・サギが描かれており、サギの目にはメガネのピンバッチも付けられていた。そして川に生息する亀も帯どめにあしらっており、この一式だけで眼鏡橋を知ることできるような『眼鏡橋図鑑コーデ』になっていた。「自分のエピソードや物語を考えてコーディネートすることで、自分らしさとか、自分だけの着こなしを作ることができるんです!」と胸を張る吉田。ゲストのあのちゃんは「美しい…」「(着物って)自由で、自分らしさ出せて、より好きになりました、これ見て」と、見事な着こなし方に感動した。
眼鏡橋コーデを成功させた吉田は続いて長崎の名物グルメ『皿うどん』にちなんだコーデを披露。「皿うどんの上にかかっている餡(あん)の具材たっぷりのにぎやかな感じを表現しました」という着物は、淡い水色ベースに大きな花柄などがあしらわれた華やかなものに。帯で青菜とスープを表現し、靴も草履などではなく、かまぼこをイメージした紅白のヒールに。『皿うどんコーデ』に身を包み、生カラスミがのった絶品の皿うどんに舌鼓を打った吉田は「長崎に来てよかったです!」と思わず拍手!
ここで、無茶振りに応えて素晴らしいコーディネートを披露してくれた吉田に、番組からのサプライズが。なんと、長崎の超貴重な“幻の着物”を見せてもらえることになったのだ。チャペルの中に飾られたその着物を一目見るなり吉田は「いやぁ~…すごい!」と感激。さらに「島原木綿ですか?」と着物の正体を当てて見せた。
島原木綿は、長崎の島原地方で江戸時代に生まれたもの。深い藍染と美しいストライプが特徴の、着物ファンなら誰もが憧れる逸品だ。第二次世界大戦時に生産が途絶えたものの、ごく少数の有志の手によって復活し、現在ではわずか10名でひっそり織り続けている “幻の反物”。
チャペルに飾られていた着物は、島原木綿織保存会が保管している島原木綿で仕立てた唯一のもの。しかも保存会の誰も袖を通したことがないという貴重な品を「着物を愛する吉田さんにぜひ着てほしい」とお預かりしたのだ。
吉田なりの解釈でどう着こなすのか、保存会の方々も期待する中で吉田が考えついたコーディネートは、藍色の生地をデニムに見立て、ワンピース風に短めに着付けてブーツを合わせるというかなり大胆なアレンジで、その姿にスタジオからは歓声が上がった。
最後に吉田は「お着物って着るのが、確かにお洋服に比べたら大変だし、手間暇もかかるけれど、その手間暇ってそのまま、その日会う相手を思う気持ちになると思うんですよね」と改めて着物の魅力を語った。さらに「着物に興味を持ってくださる方が1人でも増えて、着物の裾野が広がっていくのを心から期待しています」と着物の未来を思う言葉で締めくくった。
【TVer】最新話を無料配信中!
【Hulu】最新~過去話配信中!