アニメ『薬屋のひとりごと』 後宮に巣食う悪意を追う猫猫の前に立ちはだかった“美しい宦官”…猫猫に突き付けた条件とは

2025年4月25日に放送されたアニメ『薬屋のひとりごと』の『巣食う悪意』の内容について知りたい方必見。美しい宦官の正体にSNS反応も。
(以下、ネタバレを含みます)
2025年4月25日に放送されたアニメ『薬屋のひとりごと』の第40話『巣食う悪意』。逆子の疑惑もある玉葉妃の出産を援護するため、猫猫の薬の師であり、養父の羅門が後宮の医局へとやってきた。羅門はすぐに今の後宮の問題点をまとめ、手習所に通う女官たちの練習も兼ねて、書き移せるようにと手本を作る。それを手習所へ届けると、猫猫は羅門が後宮を追放される前にも同様のことをしていたと手習い所の老宦官から聞く。ふと猫猫の頭の中に浮き上がる違和感。その違和感の真相を知るために、猫猫はとある人物を訪ねにいく。
◆後宮に渦巻く悪意…猫猫の脳裏に浮かんだ人物とは?
逆子の疑いもある玉葉妃の出産を助けるため、養父の羅門が後宮の医局へやって来た。とはいえ、着任したばかりの羅門は、まず書き物の作業に取りかかる。
経験の浅い若い女官が多い後宮を案じた羅門は、注意書きを含めた張り紙の文章を書き上げ、大量の紙切れも用意させ、手習所に通う女官たちの筆写練習を兼ねて大量に書き写せるよう、猫猫に託した。

猫猫が手習所にいた老宦官へ文書を手渡すと、彼はすぐに「これは羅門の字だね」と見抜く。彼は羅門の古くからの知り合いで、文官としての才能を持ちながら慈悲の心から医学の道を志した――という思い出話を語る。
さらに、猫猫が託された文書を眺めた老宦官は懐かしそうに「昔も似たようなことを書いてたね」と言い、羅門が医官として後宮にいた頃に彼と共に「鉛入りのおしろいを使わない」「後宮内の植物を勝手に取らない」といった張り紙を大量に作り、宮中に貼った経緯を語った。
その話に違和感を覚えた猫猫は、慌てて手習所を飛び出した。羅門は善意で注意書きを貼って回ったのだろう。しかしそれは、悪意ある者に害を及ぼす手段を教えることにもなり得る。猫猫は診療所に勤める女官・深緑のもとへ向かう。

◆「美しい宦官」の正体にSNS騒然
診療所を訪れた猫猫の脳裏には一つの可能性が浮かんでいた。薬に精通している深緑こそが、以前梨花妃の侍女頭に堕胎薬の作り方を教えた黒幕ではないか。問い詰めるべきか迷った猫猫だったが、証拠がないまま診療所を閉鎖させかねない火種を撒くのは避けようと決め、踵(きびす)を返した。
そのとき猫猫の前に一人の“美しい宦官”が現れる。女官たちの間で噂になっていた“美しい宦官”。その正体は、壬氏の暗殺に失敗し、毒をあおって自死したとされた翠苓だった。実は彼女は“蘇りの薬”を用いて仮死状態となり、棺桶に収められて放置された隙に逃亡していたのだ。
事情の一部始終を聞いていた翠苓は子翠を人質に取り、自分と共に後宮を出るよう猫猫に要求する。
「そんなことできない」と言おうとする猫猫に、翠苓は「お前は絶対に私についてくる」と自信満々に微笑んだ。
翠苓が猫猫に提示した交渉条件、それは「蘇りの薬の作り方を教えること」。
突きつけられた条件に、猫猫の胸は「なんて事言いやがる…」と大きく揺れる。
その後、暗い部屋に閉じ込められる猫猫の姿が映し出され、40話が終了した。
SNS上では「翠苓復活は熱い」「なんたるクソ度胸!」「ゾッとしました」と驚きの声があがっていた。
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