カズレーザー 子どもの身体能力を数値化!才能を見つけて最適な習い事を見つける、令和の最新育児トレンドとは
2025.7.30 11:15
カズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が29日に放送された。『子育ての悩みを最新科学で解決SP』というテーマでおくられた今回。『身体能力を数値化して決める 令和版習い事の選び方』という講義では、東北大学加齢医学研究所で准教授を務める脳科学者の細田千尋氏と、東京大学大学院総合文化研究科で准教授を務める今井一博氏が、最新の子どもの習いごと事情について解説した。
スポーツに英会話、プログラミングまで、価値観の多様化や社会で求められる能力の増加で、選択肢が増え続けている習いごと。子どもに何が向いているのか、悩んでいる親が多いという。今井氏によると、昨今はどの習いごとが子どもに向いているのか、数値を計測して提案してくれるサービスが生まれているという。

今井氏が番組内で紹介したのは、スポーツ科学施設『アローズラボ&ジム』(東京・豊洲)。最先端のマシンを使って、子どもの5大基礎体力を数値化し、過去10年以上にわたって収集したプロスポーツ選手等のデータと比較することで、合計15種目の中から適性スポーツを判定することが可能だという。子どもそれぞれの適性や能力に応じて、トレーニングで足りない部分の強化も行うという。
スタジオでは菊川怜が「自分に合ってると、やっぱりそれだけ活躍もできるし、すごい好循環でいい」とコメントするなど、最新の習いごとへの驚きと感心が集まる。今井氏は自分のスポーツ適性をしっかり把握することで、どうすれば活躍できるかも理解できるとしたうえで、得意を伸ばすと同時に様々な競技を体験することも大事と説明。神経系が鍛えられる12歳までは、様々なスポーツ、運動、遊びを通じて身体を動かすことが効果的と話す。運動神経がいいといわれる子どもは、股関節に加え、肩甲骨や背骨の使い方が上手い傾向にあるとし、それらは習い事だけでなく、ジャングルジムや滑り台、ブランコや鉄棒など、公園にある遊具でも鍛えられると語った。

スポーツの習い事についてのトピックに注目が集まる中で、「あの…うちの子は上の子(4歳の長男)はどう見ても(体を動かすのが)苦手そうなんですね、消極的だし。運動以外でもその子のいいところを伸ばすような、おすすめのものってありますか?」と尋ねたのは川田裕美。そんな疑問に対し、今井氏とともに講義に登壇した東北大学加齢医学研究所で准教授を務める細田千尋氏が、イチオシの習いごとを紹介した。
まず、スポーツが苦手の子どもにもおすすめの習い事として細田氏が紹介したのは、プログラミング。実は、最近の小学生の新しく習ってみたい習いごとでは1位だといい、小学校からプログラミングが必修化し、大学受験においても情報科目が採用されるなかで、現代の子どもにとっては当たり前の能力になりつつあるのだとか。

脳科学者である細田氏はプログラミングについて、「プログラミングをやっているときの脳活動って、実は複雑な数学の問題を解いていたりとか、空間把握の問題を解いているようなときの脳活動と似ている」「脳の観点からもいい習い事」とコメント。今回共に番組に出演した、東京大学医学部出身で、自身が開校した河野塾で塾長を務める河野玄斗氏も「勉強とかって、与えられた問題を解いていくっていう感じだと思うんですけど、プログラミングは“自分は何をつくりたいのか”っていう問題を探しにいくっていう能力を磨かれる」と語った。
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