「怖すぎて笑っちゃいました」映画『近畿地方のある場所について』プレミアに菅野美穂&赤楚衛二、白石晃士監督が登壇

2025.7.17 18:40
映画『近畿地方のある場所について』

8月8日に映画『近畿地方のある場所について』が公開されるのに先駆けて、7月16日(水)にクリエイティブセンター大阪で本作の世界最速上映となるプレミアが開催され、主演の菅野美穂と赤楚衛二、そして白石晃士監督が登壇した。

原作である小説『近畿地方のある場所について』(著者・背筋/KADOKAWA)は2023年1月に、Web小説サイト・カクヨムに第一話が投稿されるとSNSで拡散され、2,300万PVを超えるヒットを記録した話題作だ。同年8月に単行本化されると、日本全国の書店でベストセラーの棚を独占し、「このホラーがすごい!2024年版」で第1位を獲得した。

映画『近畿地方のある場所について』では、菅野美穂と赤楚衛二をW主演に迎え、『ノロイ』『貞子VS伽椰子』『サユリ』を手がけた白石晃士が監督を務める。さらに監督の大ファンであり、著作への影響も受けているという原作者・背筋も自ら脚本協力として参加する。

7月16日(水)に、物語の舞台となる“近畿地方のある場所”で開催されたプレミアは、開催場所自体がクイズになっており、謎を解かないと参加できない仕掛けと、その難易度の高さで大きな話題に。一時は正解者が現れない可能性も囁かれていたが、実際には当選88名を大幅に上回る正解者からの応募があり、大反響を呼んだ。16日のプレミア閉幕をもって、会場が大阪市にある「クリエイティブセンター大阪」であることが明らかになった。

一足早く完成版を鑑賞している菅野は本作について、「本当にものすごく怖いです。でも怖すぎて笑っちゃいました。人は怖さが臨界点に達すると笑いに転ずるんだなと、他の作品にはない経験をしました」とコメント。

赤楚は「本当に怖かったけど、ただ怖いだけではなく、気持ち悪さや陰鬱とした感じ、びっくりする怖さもあって、いろんなジャンルの怖さが楽しめます。何よりひと括りのジャンルで表せない色んな描写もあったりするので、何度でも楽しめる作品になっているんじゃないかと思います」と、確かな手応えを明かす。

さらに白石監督が「ここで1回見終えた後に、もう1回見たくなるのではと思います。2回見たらまた違った楽しみ方ができ、3回見るとより深い味わいが出てくる作品だと思うので、ぜひ二度三度楽しんでいただけたらと思います」とコメントすると、菅野が「謎解きの要素も散りばめられているそうで、私も気付かなかったこともあったので、次に見るときはどこにトリックがあるのか探しながら見たいなと思っています。回を重ねていただいても楽しんでいただけると思います!」と裏話を明かした。

続く赤楚も、「僕ももう1回見たいですね!1回目はどうしても小沢目線で見てしまったので、次は千紘さん目線で見る楽しさもありますし、俯瞰して2人を見守るポジションからも楽しめると思います。見方によって全然受け取り方が違うと思うので、リピートしたい作品です」と、キャスト自身何度でも見たい作品であることをアピールした。

白石監督は、そんなW主演キャスト二人の言葉に満足そうに笑顔を浮かべながら、それぞれのキャスティング理由について、「好きだからです!」と即答。「菅野さんの明るさ、そして赤楚さんの愛嬌のある母性本能をくすぐる感じといった、お二人の親しみやすさが、ホラーですけどこの作品に合っていたことから、その魅力を発揮していただけたらなと思ってキャスティングしました」と、起用の決め手を熱弁していた。

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