現在の価値に換算すると約300万円!?約70年前に作られた貴重なテレビに映ったヒロミ「令和のみなさん!昭和からお届けしています!」
2025.5.13 10:30
道行く人に、その人にとっての神様のような人を聞き、実際に会いに行くこの番組。今年2025年は昭和で数えると100年ということで、昭和グッズを愛する神・冨永潤さんがスタジオに登場。懐かしの昭和アイテムを紹介してくれた。

昭和家電を中心に昭和にまつわるものが、おそらく数万点以上保管されているという冨永さんの倉庫。「本当に紙一重ですよね、貴重なものとゴミって。僕が思うのは、ゴミに近いほど貴重なもの。みんなが捨てるんで世の中に残りにくいんですよね」と冨永さん。そんな膨大なコレクションの中にテレビは200台ほどあるというが、1番古く貴重なテレビが、昭和27~28年(1952~53年)頃に作られた東大無線製の『TVK-Ⅱ型』。

昭和28年2月1日に、NHKが初めてテレビ本放送を開始。当時受信契約を結んでいたのが800件ほどといわれ、ごく一部の人しかテレビは持っていなかった。そのため世の中にテレビが普及するようにと、NHK の“テレビ部品技術研究会”がテレビの作り方を公開。各メーカーからキットや完成品が販売されており、その時に作られたテレビだという。「自分の中ではこれ一番貴重なテレビと思ってますね」と冨永さん。当時、国家公務員の大卒初任給が7,650円だったのに対して、TVK-Ⅱ型の自作キットは5~6万円。完成品に至っては10万円。現在の価値に換算するとなんと約300万円という、今では考えられない値段だった。

スタジオでテレビをつなげてみると、ヒロミと孝太郎が7インチの画面の中にゆっくりと映し出された…!これにはヒロミと孝太郎も大興奮!「令和のみなさん!昭和からお届けしています」とヒロミが手を振ると、「元気ですか?みなさん!」と孝太郎も続く。小さなテレビ画面に映し出された2人の姿は、まるでテレビ放送がスタートした頃の昭和にタイムスリップしたかのような懐かしい雰囲気に包まれた。

そして冨永さんのおすすめが電源を切る時。「消す時も味があっていいんですよね。1回電源切りますね」と電源ボタンを回してオフにすると、ゆっくりと消えてパチンと音が鳴り画面に線が入る様子に、「いいねー」と目を細めるヒロミ。「いいですね、すーんと消えていくんだ」と孝太郎も昭和テレビの味のある雰囲気に酔いしれていた。
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