外国人スタイリストが盛り込んだ大量の手荷物から不正薬物の隠し場所を発見　空港税関職員・木村昴が見逃さなかった“ささいな行動”とは

声優の木村昴とタレントの高田夏帆、田中美久が5月1日放送『THE突破ファイル』の再現VTRに出演。国際空港の税関職員として、不正薬物を隠し持った外国人スタイリストの手口を見破った。

卓越した知識と、物品に蛸（たこ）の触手のように這（は）わせる指先のわずかな感覚から、その素材や情報を読み取ることで、“オクトパス”の異名を持つ木村監視官と、その部下である高田・田中係員の3人。

今回対峙（たいじ）したのは、仕事のために来日したという外国人スタイリストとそのアシスタントで、その大量の手荷物と落ち着かない様子に、木村は不信感を募らせる。

この2人組の手荷物のなかには、ハンドスチーマーなどスタイリストとして使用する道具のほか、大量の衣装が入っており、スタイリストは「ショーでモデルが着るシャツ。貴重な衣装は心配だから」と、自ら持ち込んだ理由を明かす。

しかし木村はその数に違和感を覚え、「こちらの洋服検査させていただいても？」とスタイリストに依頼。スタイリストは、袋に入っていたシャツを取り出し、台紙などを外して木村の求めに応じた。

その手触りから材質を調べることのできる木村は、シャツに不正薬物は織り込まれていないと判断。さらにそのほかの荷物にも怪しい点は無かったものの、不正薬物を検知する機械が反応したため、検査は続行されることに。

その後ボディチェックまでおこなうも、こちらも不審なものは見つからず。途中、スタイリストからトイレに行きたいという申し出があったが、検査中に案内されるトイレには、密輸品の隠ぺいを防ぐため、職員しか流せないよう管理されており、ここでも不正薬物などの異常は見られなかった。