【先週読まれた人気記事】アニメ『薬屋のひとりごと』 羅漢の名を聞いた猫猫の鬼の形相に「最近のアニメで一番ホラー」と驚がくの声

2024.2.24 12:00

アニメ『薬屋のひとりごと』の第18話『羅漢』が2月10日に放送された。壬氏(ジンシ)と街で別れて里帰りした猫猫(マオマオ)は、羅門(ルォメン)に頼まれて緑青館の離れへと薬を届ける。そこには病にふせる妓女がいて、猫猫は薬を飲ませつつ、昔の緑青館や当時の妓女たちのことを思い出して物思いにふける。一方、後宮に戻った壬氏は、事あるごとに壬氏に絡み、猫猫に興味を示す軍師の羅漢(ラカン)と話すうちに、猫猫との関係に気づく。

(以下、アニメ最新話までのネタバレを含みます)

◆緑青館が抱える暗い過去とは?

変装した壬氏を目的地まで送り届けた猫猫は、そのまま実家へ里帰りすることに。特にやることのない猫猫は、養父の羅門から緑青館の離れへと薬を届ける使いを頼まれる。緑青館についた猫猫は、やり手婆や妓女たちへのあいさつもそこそこに、1人で離れに向かった。離れには、梅毒で体中が炎症でただれている妓女が眠っていた。彼女の名前は鳳仙(フォンシェン)。

十数年前、まだ緑青館の格式が低かった頃、彼女は不幸にも梅毒をうつされてしまい、養父の羅門の治療を受けた。しかし、妓女は客を取らなければ食べていけない。結局治療よりも商売を優先した鳳仙は、重い梅毒の症状に倒れ、記憶もずたずたに引き裂かれ、言葉も話せない状態に。今は客の目の届かぬ、離れに押し込められているのだ。

猫猫が鳳仙の看病をしていると、禿(かむろ)がやってきて、「変な眼鏡の人がいるから、こっちには戻らない方がいい」と教えてくれた。おそらく、羅漢のことだ。猫猫はおはじきで囲碁のような手遊びをする鳳仙を見て、「バカな女」とつぶやく。

その日の夜、風呂場で猫猫は羅漢の相手をした妓女の梅梅(メイメイ)と話していた。どうやら梅梅は羅漢への恋心を秘めているようで、彼を振り向かせるため「もう少しだけ、もう少しだけこの仕事続けるわ」と語る。猫猫は「梅梅ねえちゃんの感情は、私にはよくわからない。もしそれが、恋というものだとしたら、そんな感情は、きっと私を産んだ女の体内に置いてきてしまった」と物思いにふけるのであった。

◆「羅漢」の名を聞いた猫猫の表情にSNSも恐怖…

里帰りを終え、後宮に戻ってきた猫猫。水蓮(スイレン)にお使いを頼まれ医局に向かった猫猫は、ずらりと並ぶ薬棚に興奮を抑えきれない。そんな時、かつて軍部で猫猫を注意した翠苓(スイレイ)と出会う。猫猫は、翠苓に薬を渡した医官が「…本来なら、官女なんてやらなくていいのに」とつぶやくのを聞き逃さなかった。

その頃、壬氏の執務室に、「妓女の価値を下げる方法」の続きを話そうと、再び羅漢が現れた。壬氏を“トンビ”呼ばわりする羅漢は「十年以上かけて、ようやくやり手婆を説得したのに。横からかっさらわれた身にもなるといい」と静かな怒りをぶつける。壬氏も言い返すが、羅漢は意に介せず「ただ、“娘”がどう思うかなのですけど」「娘に、そのうち会いに行くと伝えていただけますか?」と意味ありげに微笑んだ。壬氏は「認めたくないが、羅漢は猫猫の実の父親だ」と真実に気づくのだった。

その日の夜、玄関へ向かう猫猫を見つけた壬氏は「今度、お前に会いたいという官がいるのだが」と声をかける。「どんな方ですか?」と聞かれた壬氏は「前から話している変人だ。名は羅漢という…」と言いづらそうに答える。すると猫猫は一瞬、これまでの軽べつした表情などすべて生ぬるいほどの鬼の形相で壬氏をにらみつける。その迫力におじけづいた壬氏は「……どうにか断っておく」としか答えることができなかった。

SNS上では「猫猫の顔が怖すぎてゾッとした」「最近のアニメで一番ホラーだったんじゃないか」「ヒロインにあるまじき殺気」「壬氏様とんでもない地雷踏んだな…」と、猫猫の抱える羅漢への憎悪の深さに驚いているようだった。

画像提供:©日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会

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