ドラマ『ブラザー・トラップ』ヒロインを演じた久間田琳加に単独取材 兄と弟リアルに選ぶとしたら…?

2023.4.3 19:00

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『nicola』『Seventeen』『non-no』と人気雑誌の専属モデルを務めながら、俳優活動にも本格的に取り組み始めた久間田琳加。TBS系深夜ドラマ『ブラザー・トラップ』では兄弟と三角関係に陥るヒロインを務め、5月にはHiHi Jetsの井上瑞稀とW主演の映画『おとななじみ』の公開を控えている。順調に見える俳優活動だが、モデルとの両立に悩んだ時期もあったとか。転機となった作品との出会いや、ドラマの撮影を振り返っての本音を聞いた。

■バレリーナを夢見つつ小6で『nicola』モデルとしてデビュー

――デビューのきっかけについて教えてください。2012年、小学6年生の時に雑誌『nicola』のモデルとしてデビューされたんですよね。

久間田 はい、そうです。『nicola』は毎年夏に大きなオーディションがあるので、そこに自分で応募しました。

――『nicola』を読んでいて、自分も出る側になりたい!と思ったのでしょうか?

久間田 どちらかと言うと、当時好きなモデルさんがいたので、その方に会ってみたいな、という気持ちの方が大きかったかもしれません。当時は4歳から続けていたクラシックバレエに真剣に取り組んでいたので、バレリーナになるという夢があったんです。なのでモデルになりたい!というよりは、好きなモデルさんに会ってみたいという感じでした。クラシックバレエは結局、中学2年生くらいまで長く続けていました。

――モデルデビュー後はなかなか活躍の場がなく、悩まれたこともあったとか。その後何度も表紙を飾るまでになる過程で、工夫されたことを教えてください。

久間田 当時は、何から頑張ればいいのか、本当にわからなかったんですね。でも雑誌は毎月アンケートがいくつも届くので、何が流行っているかなど日々アンテナを張りながらアンケート用紙からはみ出るくらい回答を書いて、追加で新しい用紙を自分で用意してさらに書く、ということを続けていたんです。そのうち雑誌の企画にも呼ばれるようになって、そこから扉が開いて行ったという感じですね。

■3年前の連ドラ初主演作をきっかけに「もっと本格的に俳優をやりたい!」

――『nicola』の後は2017年から『Seventeen』の専属モデル、そして2022年からは『non-no』の専属モデルと人気雑誌での活躍が続いています。同時に、中高生の頃から俳優活動もスタートされましたが、ドラマや映画の現場はどのように感じましたか?

久間田 俳優業を始めた頃は、知らない世界にいきなり飛び込んだような気分でした。右も左もわからず大変でしんどかったですね。でも撮影が終わった時の達成感を感じたり、実際に作品が皆さんに届いた時の反応を得られるようになってから、楽しいなと思えるようになりました。それが3年前くらいのことです。そこから本格的に俳優業をやりたいと思い始めました。

――それまではモデルとの違いになかなか慣れなかった感じでしょうか?

久間田 それまでも何度か映画などの作品に出させていただいたことがあったのですが、当時はモデルとしても結果が出てきた時期で、モデルの仕事に夢中だったんですね。俳優業の魅力をより感じたのは、やはり3年前ですね。

――きっかけとなった作品との出会いがあったのでしょうか?

久間田 ちょうど3年前に『マリーミー!』という作品で初めて主演を務めさせてもらったのですが、連続テレビドラマの現場を体験したのも初だったんです。その時に、周りのスタッフさんからすごく刺激を受けました。今思えば当時は何もわかってなくて、(ドラマの現場にしては)変なこともたくさんしていたと思うんですけれども、とにかく優しく色々教えていただいたんです。すごく感謝している現場ですし、私の気持ちが「もっと本格的に俳優をやりたい!」という風に変わった現場でもあったので、あの作品がなかったら、今のように俳優活動を続けていないだろうなと思うくらいです。

――育てていただいた現場だったのでね。

久間田 はい。全部『マリーミー!』の現場で教えていただいたと思ってます。

■デビューから10年経ち、新しいことにチャレンジできるようになった

――現在22歳。デビューから10年が経ちました。大人になったな、成長したな、と感じることはありますか?

久間田 うーん、根本はあまり変わっていないと思うのですが……最初は不安に感じながらも、新しいことを始める一歩を踏み出せるようになってきたところが、少しずつ大人としての自覚が出てできるようになった部分かなと。10代の頃は、俳優業とモデルの両立は不安なのでちょっと……と尻込みしていた部分があったのですが、今は「やってみたいです」と言えるようになったし、新しいことにチャレンジしてみたいという気持ちが前より増えたところは、大人になったかなと思います。

――モデルや俳優の先輩で、憧れや目標とする方はいらっしゃいますか?

久間田 モデルとしては『nicola』『Seventeen』『non-no』と続けさせてもらって、出身のモデルさん俳優さん、本当にたくさんいらっしゃって、皆さんから刺激を受けています。ドラマや映画だけじゃなく、(バラエティーなどの)テレビ番組でも活躍されている方も多いですし、そんな先輩方の背中を追いながら自分も頑張ろう、と思えます。

■『ブラザー・トラップ』の兄と弟、視聴者として見たら選ぶのは……?

――2023年の1〜3月にTBS系で放送されていた深夜ドラマ『ブラザー・トラップ』では主演の立花あかり役。元カレの大和先輩(兄)とまっすぐな後輩の和泉くん(弟)、兄弟の間で揺れ動く女心を繊細に演じていらっしゃいました。役づくりはどのようにされましたか?

久間田 『ブラザー・トラップ』では、兄と弟の間で悩んでいるようには見せたくなくて、そこが難しかったです。あくまでもあかりちゃんは、みんなに応援されるような立場であってほしいというのがあったので、そこは監督やプロデューサーさんとも話し合っていました。そのバランスがすごく難しかったですね。和泉くんには“ドキッ”としていいけど、大和先輩に対しては“ドキッ”ではない。“ドキッ”だと恋愛感情が生まれてしまうので、大和先輩に対しては勝手に色々アプローチされて衝撃を受けている、という風に見えるようにしたかったんです。両方“ドキッ”だと、どっちつかずな女の子に見えるので、そこに気をつけていました。

――ちなみに久間田さんだったら、大和先輩と和泉くん、どちらを選びそうですか?

久間田 うーん……今となってはやっぱり先輩いいよな、と思っちゃいます(笑)。撮影期間中はもちろん“和泉くん素敵だな”と思っていたんですが、撮影が終わって作品をイチ視聴者として見てみると、大和先輩いいなと思っちゃいました! あかりが知らない先輩の一面を視聴者は知っている、という部分もプラスされますからね。

■シリアスな役柄も演じてみたい

――今後どのような活動をしたいか、目標を聞かせてください。

久間田 去年は本当に色々な作品に参加させてもらいたいと思った時期なので、今年も色んな作品にチャレンジして、新しい自分をもっと見せられたらいいなと思っています。5月12日公開の映画『おとななじみ』も自分の中でターニングポイントになった作品。ラブコメディーも初の取り組みでしたし、自分の殻を破りたいと思って取り組んだ作品でもあるので、そういう作品にまた出会えたらいいなと思います。

――具体的にどういう役柄を演じてみたいというのはありますか?

久間田 やったことないような、意外に思われるような役を演じてみたいですね。例えばシリアスなものとか…ハッピーな明るい作品が続いたので、ちょっと“陰”な感じの作品にも挑戦してみたいです。

【久間田 琳加(くまだ りんか)Profile】
2001年2月23日生まれ、東京都出身。11歳の時に雑誌『nicola』のモデルとしてデビュー。現在は『non-no』の専属モデルを務める。主な出演ドラマ『マリーミー!』(2020年)、『青春シンデレラ』(2022年)、『ブラザー・トラップ』(2023年)では、すべて主演を務める。映画は5月12日公開の『おとななじみ』、9月12日公開の『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』と、Wキャストでの主演待機作が相次ぐ。少女漫画を読むのが趣味。

写真:©entax

     

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