「市民が誇れるクラブに」 サッカー元日本代表・播戸竜二、『IKOMA FC 奈良』社長就任で描くJFL昇格への道

2025.12.26 16:00
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播戸竜二の写真

SCOグループと「IKOMA FC奈良」は12月24日、東京都文京区「blue-ing! DISCOVERY」で記者会見を開催し、新たに生まれ変わった「IKOMA FC奈良」の体制を発表。SCOグループ玉井雄介代表取締役会長や、元日本代表の播戸竜二、「IKOMA FC 奈良」新監督の高木和道が記者会見に登壇した。

IKOMA FC奈良は、関西サッカーリーグDivision1「VELAGO生駒」を継承して新たに生まれ変わったクラブ。SCOグループの玉井雄介代表取締役会長がオーナーを務め、「テクノロジーで『105年活きる』を創造する」というビジョンのもと、スポーツと医療を融合させた地域創生の取り組みを推進していく。

「すべては元気のために」をミッションに掲げる播戸は挨拶で「IKOMA FC 奈良の社長に就任させていただいて、まだまだ生駒のことを知らないこともたくさんあります」と述べた上で、「生駒11万人市民の方々に会って、この生駒FCをどうしていったらいいか、一緒に作り上げていきたい。市民の方々が誇りに思ってもらえるような、愛すべきクラブにしていきたい」と抱負を語った。

現役時代はガンバ大阪、コンサドーレ札幌、FC琉球などでプレーした播戸。39歳で引退後は様々なサッカー関連の仕事に携わってきたが、「前々から社長になってみたいと、クラブを運営して街を元気にして、そして日本を元気にしたいという思いがあった」と明かした。その思いをSCOグループの玉井会長が受け入れ、今回の就任が実現した。

玉井雄介、播戸竜二、高木和道

玉井会長も「子供たち、未来、それを挑戦する育む地域、感謝する選手。そういうものを文脈として持って、105年生きるための医療としてのアプローチと、一方で生き方を伝えることをこのIKOMA FC奈良で体現できれば」と期待を寄せる。

また、監督には高木和道が就任。「地域に根ざした未来のあるクラブ」として、「1日1日、1試合1試合、1回1回のトレーニングを大事にして、“あいつら頑張ってんな、戦ってんな”と思ってもらえるようなチームを作っていきたい」と話した。

会見では、JFLへの昇格、そしてJリーグ参入を目指す長期的なビジョンも示された。ドローンを活用したPR活動や、新スタジアム構想などについても言及があり、先進的なクラブ運営を目指す姿勢が打ち出された。

播戸は「生まれてすぐに生駒FC奈良があり、そして死ぬ時にも生駒FC奈良がある。そんなクラブにしていきたい」と語り、地域に根差した持続可能なクラブ作りへの決意を示した。

©︎IKOMA FC 奈良

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