東京・月島のもんじゃ焼きを61軒食べ研究した店主が作る山口県下松市の『おまかせもんじゃ焼き』【オモウマい店】

10月14日放送の『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』は、山口県下松市(くだまつし)の『お食事処 美沢(みさわ)』を紹介。食への探究心が人一倍の店主にスタジオがうなった。
天丼、カツ丼、定食、麺類など150種類ものメニューがある食堂。店主は兼重信義(かねしげ・のぶよし)さん(70)。目についたメニューが、3人前相当という『おまかせもんじゃ焼き』(1,600円)。複数人でホットプレートを囲む、定食屋さんらしからぬ料理だ。博多めんたいこ、豚ロース、桜エビ、卵などを具材に、コクやうまみを出すためにオイスターソースを入れる。
15年ほど前、客の子どもが「もんじゃ焼き食べたい」と言ったのをきっかけに、店を休んで東京・月島へ。「本物を食べたことがなかった」という店主は、1か月ほどかけて東京・月島を食べ歩き、当時61軒あったもんじゃ焼き店をすべて訪ねたという。

そんな店主の探究心は『長崎ちゃんぽん』(1,200円)にも。40年ほど前に長崎を訪れた際に「食べて覚えた」といい、独自の味に仕上げたという。まずはフライパンでオリーブオイルを熱し、鹿児島県産黒豚ロース肉、エビ、ナス、カニカマなど13種の具を炒(いた)める(※具材は日替わり)。その後、鶏と豚だしのラーメンスープで煮込み、卵を落としたあと、麺の上からスープごとかけて完成、仕上げにイカリングを添える。九州から長距離ドライバーが食べにくるといい、「本場よりウマい」と絶賛されたそうだ。
お店で使用しているラーメンスープは、「食べて納得せにゃ、その日は出さん」というほどのこだわりよう。「骨は使わない」といい、鶏ガラや豚骨ではなく、丸鶏のままの鶏肉と、豚足を使用。その味はクセになるようで、スープを完飲する客も。スタジオからは「これ食べたい!」の連発だった。

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