秋田県の急激な少子高齢化とクマの出没率には実は深い関係が…?一方で意外な、“良い側面”も

2025.9.25 11:15
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出川哲朗と伊沢拓司の写真

出川哲朗と伊沢拓司がMCを務める特番『出川・伊沢のニッポンYABAデータ』が読売テレビ・日本テレビ系全国ネットにて、9月18日に放送された。さまざまな場面で「ヤバい!!ヤバい!!」と叫ばれる今の日本は、一体どれほどヤバいのか?はたまた意外とヤバくないのか?この番組では、さまざまなデータから日本が抱える問題のヤバさを紐解き、番組独自の【深掘り調査】でその本質に迫っていく。

テーマは『ニッポン、少子高齢化が深刻すぎてヤバいよ!?』。実は今、急激に少子高齢化が進むヤバイ都道府県が秋田県。昨年1年間に秋田県で生まれた子どもの数はなんと3282人(※1)。65歳以上の高齢者の割合は全国平均の29.3%を大きく上回る脅威の40.3%(※2)。これは政府が予想する2070年の日本の高齢化率とほぼ同じだという(※3)。

※1 出典:令和6年(2024年)人口動態統計月報年計(概数)の概況(厚生労働省)
※2 出典:秋田県人口・世帯数:調査統計課「秋田県の人口と世帯(月報)」令和7年7月1日現在)
※3 出典:総務省「国勢調査」国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(令和5年推計)」(出生中位(死亡中位)推計)

伊沢拓司の写真
秋田県の出生率に驚く伊沢

秋田県に住んでいる人に話を聞くと、りんご農家の男性は「クマだったり、獣がどんどん生息範囲が拡がるんじゃないですかね。畑を管理してる人がどんどん減っていってる。後継者もいないので。条件の悪い斜面の畑はやれなくなるんで、草ボーボーな隠れる場所がある所を通って、クマは里におりてくるそうなんで。自分が住んでる近場の駅にも当たり前にクマが出てきた」と語る。

今年に入ってからのツキノワグマの目撃頭数は、全国3251頭中、秋田市だけで592頭の目撃情報が(秋田県HPより※2025年1~8月)。連日報じられるクマの出没ニュースは、実は少子高齢化が深く関わっていた。

出川は「俺、電動バイクで旅してるでしょ。最近行くのが怖いのよ。クマだってこんだけいるから。ちょっと山のほうとか行って走ってたら」と、番組でバイク旅をしている出川は不安を口にする。「それにクマが一番大好きな食べ物がスイカなんですよ」と言うと、伊沢も「かぶってる、スイカ!」と出川のトレードマークのスイカのヘルメットを思い浮かべたよう。すると出川は「だから俺いっつもドキドキしながら走ってる」と打ち明けた。

出川哲朗と藤本美貴の写真
バイク旅でクマに怯えているという出川とゲストの藤本美貴

一方で、子どもが少ないことでいいこともある。学校では、生徒数が少ないことで、少人数での細かい指導が可能に。それもあり小中学生の全国学力テストで、秋田県は国語の成績が常にトップ3だという(全国学力・学習状況調査より)。さらには、秋田で活動している高齢者の方々が、日本初のシニアeスポーツプロチーム『マタギスナイパーズ』を結成。平均年齢66歳で、週5で4時間以上練習するガチゲーマー軍団で、若者との交流も盛んだという。

では、実際に秋田の若者たちは、秋田の暮らしをどう感じているのか?若者たちに聞いてみると「おじいちゃんおばあちゃんが温かい」「子ども少ないので近所のおじいちゃんおばあちゃんから、自分の子どものように育ててもらった」という声も。それを見た出川は、「よかった~」「(少子高齢化の実情を伝えた)前半のVTR見てられなかったから。胸痛くなったから」「前向きなコメントがあって、あったかくてよかった」と安堵(あんど)していた。

出川哲朗と伊沢拓司らの写真
秋田の若者の前向きなコメントに安心する出川たち

最後に、日本の少子高齢化について、どれくらいヤバいかの総括を伊沢から求められると、出川は「大ヤバいよ!」を出す。ゲストのAIエンジニアで、チームみらい党の党首でもある安野たかひろが「ネガティブなこともありましたけど、少子高齢化もいい側面もちょっと垣間見れた」と言うと、伊沢も「YABAデータと言いつつ、良い方向を向けるような番組にしていければいいですね」と締めくくった。

2週連続放送の2回目は、9月25日(木)のよる11時59分より放送される。

【公式HP】
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写真提供:(C)ytv

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