齊藤京子 第30回釜山国際映画祭オープニングカーペットイベントに登場!「映画に対する熱気を強く感じました」

映画『恋愛裁判』で初主演を務める齊藤京子が深田晃司監督と共に第30回釜山国際映画祭オープニングカーペットイベントに登場。さらに第9回平遥国際映画祭正式出品が決定したことも発表された。
前作『LOVE LIFE』で第79回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門に選出されるなど、世界中から注目される深田晃司監督による最新作『恋愛裁判』。「元アイドルの女性に賠償命令」という新聞記事を目にした深田晃司監督が、その内容から着想を得て作り上げた渾身の作品だ。
日本の現代社会においてアイドルは、華やかな魅力で時に大きな熱狂を生み出す存在でありながら、その裏側で人間としての本能や感情をルールで縛られる矛盾を抱えている。
本作はアイドルグループ「ハッピー☆ファンファーレ」のセンター山岡真衣(齊藤京子)が、「恋愛禁止ルール」を破ったことで裁判にかけられる物語を通じて、煌びやかなアイドル業界の裏側に潜む孤独や犠牲、そして個人が自己を取り戻すための闘いを、痛切なリアリティと繊細な人間描写で描き出す。恋愛というごく自然な人間の感情が、なぜ「罪」として裁かれるのか――観る者は、自らの心に潜む「正しさ」の基準や、人の心を縛るルールの本質と向き合うことになる。

この度、本作が韓国・釜山で現地時間の9月17日(水)~9月 26日(金)に実施される第30回釜山国際映画祭【アジア映画の窓部門】に正式出品され、日本からは主演の齊藤京子と深田監督が参加。
齊藤と深田監督は上映に先立ち、現地時間9月17日(水)18時から映画の殿堂オープンシネマで行われたオープニングカーペットイベントに登場。
齊藤は、華やかかつ構築的なデザインのシルバーのドレスに身を包み、深田監督と共に姿を現すと、会場からは大きな拍手と歓声が巻き起こり、現地メディアや観客からの歓迎に笑顔で応じた。


オープニングセレモニー終了後に感想を聞かれた齊藤は、「約5か月前に参加したカンヌに続いて2 回目のレッドカーペット参加となりました。カンヌの時とはまた違った雰囲気で、一般のお客様も多く、映画に対する熱気を強く感じました。カンヌでのレッドカーペットはあっという間に終わってしまった感覚だったので、今回は「かみしめて歩こう」と意識したにも関わらず、やはり一瞬でしたが本当に幸せな時間でした。釜山国際映画祭という場に作品を携えて参加できたことは「一生忘れない思い出」になりました」と喜びのコメントを寄せた。


釜山国際映画祭【アジア映画の窓部門】に出品されるのは『LOVE LIFE』(2022年)以来3年ぶり2度目となる深田監督は「これまで釜山映画祭で作品を上映いただいたことはあったが、レッドカーペットを歩くのは初めてだった。一般の観客も多く、韓国の人々がどれほど映画を愛しているかを感じることができた。『恋愛裁判』は世界中の様々な人に見てもらいたいと思って作った作品で、特に東アジアで、アイドルを愛するファンや、アイドルを目指す若い人たちに届けたいという思いが強くある。アジア最大の映画祭である釜山で、アジアプレミアができることは大変光栄。上映後の反応が楽しみで、ドキドキしながら上映を待っている。」と語った


さらに、現地時間の9月24日(水)~9月30日(火)に実施される第9回平遥国際映画祭【Galas部門】への正式出品が決定。
『恋愛裁判』が選出された【Galas部門】はその年の重要な商業映画や注目作、主要映画祭に選出された優秀作品などを紹介する部門となっている。



《STORY》
アイドルが「恋」をすることは「罪」なのか?
彼女の選択が今、裁かれる――
人気急上昇中のアイドルグループ「ハッピー☆ファンファーレ」でセンターを務める山岡真衣は、中学時代の同級生・間山敬と偶然再会し、恋に落ちる。アイドルとして背負う「恋愛禁止」ルールと、抑えきれない自身の感情との間で葛藤する真衣。しかし、ある事件をきっかけに、彼女は衝動的に敬のもとへと駆け寄る。
その8か月後、事態は一変。所属事務所から「恋愛禁止条項違反」で訴えられた真衣は、事務所社長の吉田光一、チーフマネージャーの矢吹早耶らによって、法廷で厳しく追及されることとなる。
映画『恋愛裁判』は2026年1月23日(金)全国東宝系にて公開
公式HPはこちらから