1日1500個売れる日もある、こだわりの強い店主が作る唯一無二のかつサンド!八王子名物・煮かつサンドとは

ヒロミと小泉孝太郎の2人がMCを務める『オー!マイゴッド!私だけの神様、教えます』が9月6日に放送。プロジャズ奏者が作る煮かつサンドと玉子サンドに、ヒロミと孝太郎が舌鼓を打った。
道行く人に、その人にとっての神様のような人を聞き、実際に会いに行くこの番組。ヒロミの故郷、東京・八王子で声をかけた男性の神は、『Jazz Bar & Cafe ROMAN』の煮かつサンドと玉子サンド。早速八王子駅から徒歩8分ほどの場所にあるそのお店を訪れた。

出迎えてくれたのは、店主の高木慎二さん。『Jazz Bar & Cafe ROMAN』は1957年創業。元々は先代が純喫茶として始めたが、現在店内は製造スペースとなっていて、テイクアウトとネット販売を中心に営業している。林家たい平なども買いに来るという芸能人御用達でもある煮かつサンド、実は全て神・高木さんが1人で手作りしている。では、なぜ多い日には1日で1500個も売ることができるのか?その作り方には並々ならぬこだわりが隠されていた。

まず使う肉は、長年付き合いのある八王子の問屋から仕入れた質の高い国産豚ロース肉。それをミルフィーユ状になるよう脂身と赤身をバランス良く左右交互に重ねることで、絶妙にジューシーな食感が生まれる。続いてのこだわりはパン粉。トーストしたパン粉を隙間ができないようまんべんなく付けて肉をコーティングすることで、煮込む際に衣がふやけて剥がれるのを防ぎ、肉汁をキープすることができる。パン粉はコーヒーメーカーのUCCから仕入れており、これが無かったら作らないというくらいのこだわりを持つ神・高木さん。絡めているたまごも、高級な赤卵を使用している。

さらにこだわるのが油!サラダ油ではなく綿花の種子から抽出した『綿実油(めんじつゆ)』を使用。素材の良さを引き立て、まろやかな味わいになるという綿実油を使い170度で12~13分間揚げる。かつといえばソースのイメージだが、この店ではしょうゆベースのさっぱりとした味付けが特徴。先代から受け継いだ秘伝のタレに浸け、衣に味が染み込むよう15分ほどじっくり煮込む。しょうゆの他に何が入っているのかスタッフがたずねると、「それはもう絶対に言えないですね。この継ぎ足しは1日にしてならずなんで」と、企業秘密だという。

約50年の付き合いがある八王子のパン屋さんで仕入れた食パンにマヨネーズを塗り、煮込んだかつを挟んで大ぶりにカットすると『煮かつサンド』の完成。早速スタッフが食べてみると「うまっ!層の間から肉の旨みがジュワッとあふれてくるというか、しょうゆだからあっさりしてて食べやすい」と大絶賛。新人の番組スタッフ・島田にも食べさせてみると、「結構これ分厚いんですけど、全然サクサクいけるというかパクパクいけるような、何個でもいけちゃいそうな軽さしてます。もうこれで…めっちゃピクニックとか行きたいです」という食リポに、スタジオで見ていたヒロミも「うめえな、コメントが!」と褒めていた。
