アニメ『薬屋のひとりごと』最終回、楼蘭が猫猫に託したものとは…SNS「楼蘭、元気でね…」「感情のダムが決壊しました」

2025.8.23 15:45
  • Twitter
  • Facebook
  • Line

2025年7月4日に放送されたアニメ『薬屋のひとりごと』の第48話『はじまり』の内容について知りたい方必見。楼蘭のその後にSNS反応も。

(以下、アニメ最新話までのネタバレを含みます)
2025年7月4日に放送されたアニメ『薬屋のひとりごと』の第48話『はじまり』。子の一族の鎮圧が終わった夜明け頃、砦から運び出された子どもたちと一緒に眠る猫猫の元へ、壬氏がやってきた。互いの傷を心配し合いながらも、楼蘭が命を懸けて守ったもの、託されたものについてそれぞれ考え始める。

◆楼蘭が猫猫に託した最後の願い

猫猫の元へ向かった壬氏はためらいながら「楼蘭と仲が良かったのか?」と猫猫に尋ねる。猫猫は、過去の楼蘭こと子翠との日々を思い出しながら「よくわかりません」とつぶやく。壬氏の質問で楼蘭の末路を悟った猫猫は「私にできることは子翠に託されたことを全うすること」と決意を新たにする。

壬氏の顔の傷に気づいた猫猫は「壬氏様が怪我をすると周りが迷惑するんです」と、壬氏をたしなめる。「俺は傷ひとつで価値がなくなるような男か?」と壬氏に問われた猫猫は、「壬氏様の本質は見た目ではない、もっと実直なもの」と考えていた猫猫は、「前より男前になったではありませんか」と壬氏に本心を告げる。すると、その言葉に気持ちを煽(あお)られた壬氏は、猫猫を押し倒してしまう。慌てふためく猫猫だったが、その瞬間、死人しかいないはずの部屋に物音が響く。

なんと、亡くなったはずの子ども達が次々と息を吹き返し始めたのだ。あの日、楼蘭が子ども達に飲ませたのは、薬ではなく翠苓が使った“蘇りの薬”だったのだ。

壬氏は、楼蘭が言っていた「一度死んだものは見逃してほしい」という願いの真意を知り、「狐(きつね)につままれた気分だな」とつぶやくのだった。

◆砦の下に消えた楼蘭の運命は…

こうして、後宮に再び平穏な日々が戻ってきた。そして、登場人物たちのその後が語られる。

玉葉妃の出産も無事に終わり、羅門は医師としての腕を認められ、後宮にとどまることに。壬氏は子の一族の討伐後の後処理で忙しく、仕事にかかりっきりに。羅門が後宮の医官になったことで猫猫は後宮での役割もなくなり、花街の薬屋に戻ることになった。そして、あの日、息を吹き返した5人の子どもたちのうち、薬の影響で記憶を無くしてしまった響迂は、“趙迂(ちょうう)”という新しい名前がつけられ、猫猫とともに暮らすことに。残りの4人と、先帝の血筋を引く翠苓は、元上級妃の阿多(アードゥオ)が引き取ることになったという。

花街で働いていると翡翠宮の侍女・赤羽が、猫猫に手紙を届けにやってきた。それは、猫猫が砦にさらわれている間に年季が空け、後宮から離れていた小蘭からのものだった。猫猫、子翠とともに始めた湯殿でのマッサージがきっかけでひとりのお妃さまに気に入ってもらえ、その妃の実家の妹の侍女として働くことになったことが伝えられる。手紙は、「また3人でアイスが食べたい」と締められており、猫猫は思わず涙をこぼす。

一方、楼蘭の遺体は、雪に埋もれたままいまだに見つかっていないという。

そんなある日、猫猫の薬屋に壬氏がやってきた。

壬氏は自分があげたかんざしを猫猫がつけていないことに気づき、指摘する。壬氏の約束を思い出した猫猫は「楼蘭にあげました」「春になったら見つかるかもしれませんし、どこかの露天で見つかるかもしれません」と話す。

その頃、ある港町で1人の少女が、露天商から玉でできた蝉(せみ)の飾りを買おうとしていた。手持ちがないという少女は、持っていたかんざしと物々交換を持ちかける。そのかんざしは、猫猫が楼蘭に託したかんざしだった。地方ではお目にかかれない高級なかんざしに店主は驚き、交渉は成立。蝉の飾りを手に入れた少女は、自らの名前を“玉藻(タマモ)”と名乗り、「海の向こうとか面白そうだよね」とつぶやき、こぼれんばかりの笑顔を浮かべてどこかへ走り去っていったのだった。

SNS上では「我が推し楼蘭、元気でね…」「感情のダムが決壊しました」「彼女の未来に幸あれ」と、爽やかで前向きな結末に感動していたようだった。

アニメ『薬屋のひとりごと』は各種配信プラットフォームで配信中
公式HPはこちらから

©日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会

クオカードプレゼントキャンペーン2024

関連記事

おすすめ記事

ジャンル