【全ての歌ヘタに捧げる】採点50点台カラオケ苦手な歌ヘタ芸能人3人が見せた奇跡

「短い曲をめちゃくちゃ練習すれば、歌が下手な人が歌ウマに勝てるのでは?」という仮説のもと、3人の歌ヘタ芸能人が挑戦した今回。開始してみると極端に短い曲は点数を伸ばせる要素が少なく、普通の楽曲よりむしろ点数が伸びないことが判明した。しかし普通の曲を歌えば、歌ウマに勝てないことは明白。3人は自分たちの土俵に相手を引きずり込んで勝利を狙う。
1週間の特訓を終え、カラオケルームに集合した3人。それぞれが独自の方法で特訓してきたが、そんな3人の前に今回立ちふさがったのは、ものまね芸人のMr.シャチホコ。芸能界きっての歌ウマとして有名なシャチホコだが、まずは肩慣らしとして尾崎豊の『I LOVE YOU』を披露し、余裕の92点。その実力差に3人は頭を抱える。
ついに本番。先鋒(せんぽう)は四千頭身・後藤で、クラシアンのテーマソングで挑んだ。1週間の特訓期間にはボイス・トレーニングにも通って練習を重ねた後藤が、たった2秒の歌唱に全てをかける。「くらしあんしん クラシアン♪」。若干の音程のブレはあったものの、音という音を全て外していた最初とは見違える出来栄え。点数も64点と、短い曲としてはかなりの高得点をマークする。
しかし、続いてシャチホコがクラシアンを歌うと、練習無しにもかかわらずノーミス。初めての歌唱でも69点をたたき出した。これを見た後藤は「つよ…こんな点数でたことない」と、その絶望的な実力の差にうなだれてしまう。
後藤の想いを継ぎ、次にマイクを握ったのはデニス・植野。植野はJOYSOUNDの本社を訪れ、カラオケ採点システムの開発者に高得点を出す秘訣(ひけつ)を聞いたという。女性歌唱である亀田製菓のCMソングを歌うためあえて曲のキーを上げてオクターブ下で歌う、採点機械の精度を高めるため、マイク下部についているセンサーをカラオケマシン本体に向けるなど、やれることを全て試した。
全てを込め、「かめだのあられ おせんべい♪」と歌った結果は、65点。初めての歌唱から8点上がった結果に、植野は「めっちゃうれしい!」と声を上げる。しかし直後に歌ったシャチホコの点数は69点。植野は「…あざっした」と一言。健闘むなしく敗北した。
仲間たちが次々となぎ倒されていくなかで、トリを任されたのは西村知美。長谷工グループのCMソングで挑むはずだったが、「TOPPANで行きたいと思います!」と宣言する。突然のことにざわつく共演者たち。というのも、前日の深夜まで娘と特訓していたという西村は、全く伸びない点数を見て、ためしにTOPPANのサウンドロゴを試してみたという。すると思わぬ高得点がでたため、急きょ挑戦曲を変更したのだとか。
しかしTOPPANのサウンドはあまりに短いため、下手をすると採点不可能のエラーが起きる可能性もあるという。一か八かの懸けで、西村はマイクを握った。「TOPPA!!! TOPPAN」と歌った西村。音程は全て正確で、86点を記録した。この点数に植野は「こんな点数でるわけない」と驚がく。シャチホコも続いて挑戦したが、最初の音程を少し外してしまい81点。3人目でようやくもぎ取った勝利に、西村たちは「やったー!!!」と歓声を上げた。
「短い曲をめちゃくちゃ練習すれば、歌が下手な人が歌ウマに勝てる(こともある)」と仮説が立証された今回。カラオケに苦手意識を感じる全ての人に希望(?)を与える結果を残した。
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