40年前の日航機墜落事故 坂本九さんが乗っていた悲劇の便にさんまも乗る予定だった…2人の国民的スターの運命の1日

2025.12.17 11:00
  • Twitter
  • Facebook
  • Line

山本耕史と山田裕貴の写真

そして1985年8月11日、それぞれが大阪行きの航空券を手にしたさんまと九さん。迎えた8月12日。羽田発大阪行きの日の丸航空123便が消息を絶ったというニュースが報道され、スタッフは「この便って、いつもさんちゃんが乗ってる便じゃないですか?」とポツリ。それを聞いて焦ったディレクターのコナベさんが、さんまが到着しているはずの場所を確認して回ると、ふと目の前にさんまの姿が。

実は、仕事のスケジュールの変更により、11日のうちに大阪に移動していたというさんまは、その変更が決まった時期を7月だったと話す。するとコナベさんは「それ、さんちゃんのおじいさんが亡くなったタイミングだよね。おじいさんがさんちゃんを助けてくれたのかな」と推測すると、それを聞いたさんまはあぜんとなった。

そんな状況の中、九さんが消息を絶った飛行機に乗っていたことを耳にしたさんまは、九さんとの思い出が脳裏をよぎり、直後のラジオ収録では無言状態に。九さんが無事であることを祈り続けたが、結果その思いは届かず。

山田裕貴の写真

事故から数週間後、ラジオ収録でいつもの調子を取り戻したさんまに、コナベさんが「ありがとう。またいつものさんちゃんに戻ってくれたなって」と声をかけると、さんまは神妙な面持ちで「今回の件は、俺にとっては、お爺(じい)と神様がくれた命だと思ってるんです」と話し始め、「命って、自分のもんやと思ってたけど。もらったもんやったんやなって。だから決めたんです。“自分のために生きるんやのうて、人を喜ばせるために生きよう”って。九さんみたいに、どんな時でも笑って、みんなを幸せにできる人間になりたいんです」と胸の内を吐露。

そこで、九さんの代表曲『上を向いて歩こう』が流れ、実際のさんまと九さんが共演したシーンも交えながら、ドラマの名シーンをリフレイン。最後に、仕事場を後にするさんまにコナベさんが「芸能リポーターいっぱいいるから、気をつけて」と声をかけ、さんまが「ほな、笑かして帰ろか」と笑顔を見せたシーンで幕を閉じると、見応えのある内容にスタジオは拍手喝采。

timelesz・佐藤勝利の写真

そして、さんまも満足げに「超大作。スタジオは映画館みたいな空気。『国宝』を観に行ってるお客さんみたいに」と大絶賛。そんな中、timelesz・佐藤勝利が「この世界(芸能界)に入ってから伝説で聞いてたことなので」と切り出し、「(事故以来)新幹線に変えられたみたいな」と耳にした話を確認。そこでさんまが、「現にそうなんですけども。これは、“生かされてんのや”と思って。そこから大阪~東京間は(飛行機)乗れなくなってしまった」と明かすと、スタジオからは驚きの声が上がった。

【TVer】で見逃し配信中!

写真提供:(C)日テレ

1 2 3

クオカードプレゼントキャンペーン2024

関連記事

おすすめ記事

ジャンル