新木優子「100個受けて、100個落ちるみたいな感じ」 大学に進学し、就職すら考えた下積みの日々を振り返る

俳優・モデルの新木優子(31)が10月11日放送の『Google Pixel presents ANOTHER SKY(アナザースカイ)』に出演。スペイン・バルセロナを訪問し、順風満帆とは言い難い、これまでの道のりを想起した。
バルセロナにはじめて訪れたのは20歳のときだという新木。自動車のCMの撮影のために訪れた。それがきっかけで街の雰囲気に魅了されたという新木は、久しぶりの訪問を喜ぶ。彼女にとってバルセロナは「初心を思い出す街」だといい、芸能界で大きく飛躍する以前の自分に思いをはせた。
新木が芸能界に入ったのは、2003年、10歳のとき。スカウトされたことをきっかけに事務所に所属することになった。しかし「“順調だった”って当時の私は言い切れない感じだった」と新木は話す。「本当にオーディションにも落ちてばっかりだったし。100個受けて100個落ちるみたいな感じ」といい、同じ事務所に所属する同年代のタレントがオーディションに合格した報せを受けるたび、焦燥感があったという。
高校卒業後は大学に進学し、自分にひとつの条件を課した。「事務所にも10歳から所属していたので、ちょうどスペインに来た20歳のときが、大学2年生の自分の中で決めたリミットだった」と語り、「(大学入学後の)最初の2年間でお仕事が上手くいかなかったら、このお仕事諦めて、辞めて普通の仕事に就こうって高校3年生のときに決めて」と、自分の中でタイムリミットを設けていた。目に見える結果が残せなければ芸能界での仕事は諦め、世間一般の学生と同様、就職活動を始めるつもりだったという。

この話を受け、番組MCの今田耕司は「意外でしたね」と驚いた様子。同じく番組MCの堀田真由が「就職するとしたらどういう分野に?」と尋ねると、新木は「英語コミュニケーション学科に通っていたので、仕事に生かせればいいなと思って、海外に行って、お洋服も好きだったので、バイヤーのお仕事だったりとか、好きなお洋服を選んで買い付けてきて、っていうお仕事とか」と答え、新木らしい具体的な将来設計が今田をうならせた。
そして強い覚悟を持って臨んだバルセロナでの仕事は、結果として実を結び、モデルとして大きく飛躍するきっかけとなった。新木は人生の分岐点となった地で「また来れて良かったです」とつぶやく。かつての自分と今の自分を比べ、「まだ大学生だった私が今の自分を見たら、きっと“成長してるな”って思ってくれる」とコメント。さらに「大学生のときに来たときは“来させてもらってる”って思ったんです。でも今回は、自分でここまで来れたぞっていう感覚があった」といい、自身の確かな成長を感じたようだった。
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