スタジオ中が涙に包まれしんみりムードに…それを打ち破ったのはパンサー尾形?『日本列島 結婚式の旅』

10月4日の『1億人の大質問!?笑ってコラえて!2時間SP』では、『日本列島 結婚式の旅』のコーナーを放送。衝撃的なストーリーにスタジオ中が涙で包まれた。
結婚式を控えたカップルに取材を行い、結婚に至るまでの2人のストーリーを本人出演の再現ドラマに仕上げ、結婚披露宴当日に披露するというこのコーナー。今回は埼玉県在住の神吉(かんき)耀平さんと妻の舞さん夫妻のストーリーがドラマになった。
耀平さんと舞さんが出会ったのは終電も終わってしまったとある駅。2人とも別の電車に乗っていたものの同じように寝過ごして降りる駅を乗り過ごし、全く知らない駅で降りることになったのだ。そして偶然にも同じ乗り場でタクシー待ちをすることになったのだそう。
なかなかタクシーが来ない中、思わず話しかけた舞さんに気さくに応じた耀平さん。これが2人の出会いとなった。話しているうちに意気投合した2人は同じタクシーで帰り、割り勘分のタクシー代を払う、という名目で翌日再び会うことに。これ以外にも様々な共通点が明らかになり、ますます仲を深めた2人はほどなく交際をスタートさせた。
だが、舞さんには一つの心配事があった。それはがんと闘病中だった母親のこと。地元のゴスペルグループの中心メンバーとして活躍していた母親だったが、がんを患い、場所が悪かったため手術もできず、抗がん剤治療を続けていたが思うような効果が出ていなかった。
そして舞さんたちが交際を始めて約2か月後、主治医の先生から余命半年と宣告されてしまったのだ。それでも母親は数か月後に控えたゴスペルのコンサート、そしてその後に予定していた家族旅行に行くことを目標に生きる望みを失わないでいた。結局がんが進行したためコンサートへの出演はかなわなかったが、先生からの許可も下りたことで家族そろっての鬼怒川温泉旅行を楽しむことはできたのだという。
そして交際から日も浅かったこともあり、なかなか耀平さんに母親の状況を伝えられずにいた舞さんだったが、ある日意を決して電話をつなぎ、耀平さんと母親との最初で最後の会話をしてもらうことに。「僕、舞さんのことが大好きなので大丈夫です!」と明るく伝えた耀平さんの声を笑顔で聞いていた母親だったが、その数日後に帰らぬ人となってしまった。母親の葬儀は故人の意向もあり、ゴスペルでおくる明るいものになったという。
それからおよそ2年後、満を持して耀平さんは舞さんにプロポーズ。場所は舞さんにとって母親との思い出の地となった鬼怒川温泉だった。ドラマはプロポーズを終えた2人を母親たちがゴスペルで盛大に祝福するシーンで幕を閉じた。