11坪の狭小地が抱える2つの難条件…多くの制約がのしかかる超特殊な依頼に、建築士・こがけんがひらめいた工夫とは

2025.10.3 07:45
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こがけんの写真

お笑い芸人のこがけん、俳優の武田真治、水谷果穂が10月2日放送の『THE突破ファイル2時間SP』の再現VTR『注文の多すぎる突破狭小住宅』に出演。難条件を抱えた超特殊な依頼に挑む建築士の奮闘ぶりを演じた。

今回、一級建築士の古賀憲志郎(こがけん)とアシスタントの水谷穂乃果(水谷果穂)のもとに、先輩建築士の武田真介(武田真治)が突破テレビのディレクター・剛力彩花(剛力彩芽)の密着取材を受けながら持ち込んだのは、三方を住宅に囲まれ、幅2mほどの狭い道路に面した実質11坪の狭小地での建築依頼。

しかもこの土地には“用途地域”と呼ばれる住居や商業施設、工場などの建物が乱立しないよう、建てられる建物の種類や大きさなどを、地域ごとに定めたルールが設定されているうえ、土地の東半分と西半分で異なるルールが適用されており、さらに高さ制限も相まって、建ぺい率や容積率などを考慮すると複雑な形の建物となってしまう。

それでも古賀は、依頼主一家の要望を聞き取ると、「みなさんの夢を全部詰め込んだお家を、設計させて頂きます!」と胸を張った。

複雑な高さ制限に加え、その立地から浸水対策にも迫られるなか、古賀はコンクリート造にすることで、水や湿気に強くさらに3階まで高さを確保した建物を作ることができると提案。さらに、依頼主の要望であがった様々な部屋を確保するという問題に対しては、剛力の「地下に部屋作っちゃう…とか?」というアイデアをもとに半地下を作成し、厳しい高さ制限に対しても、斜めの天井にすることでスペースを有効活用した。

そして、土地の東と西で異なる形の建物をデザインしなければならない条件を逆手に取り、階の高さを半分ずつずらした“スキップフロア”にすることで、各フロアを仕切る壁を排除。開放感がアップしたほか、周囲を壁で囲ったバルコニーを設けることで、プライバシーに配慮しつつ、明るい室内となる工夫を施した。

こうして、様々なアイデアで依頼主の要望に応えた古賀だったが、そのプランを依頼主一家に説明すると、ここでさらにピクニックができるような広さのバルコニーを作ることができないか相談が入る。

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