自作ゲームを大阪・関西万博に出展し夢をかなえた神!世界が認めるインディーゲームの神が作ったゲームに、ヒロミも大熱狂
『キックアンドラウド』はハンマー投げから着想を得て作ったというが、飛ばすのは“羽が生えたスリッパ”。スリッパをより遠くに飛ばすゲームで、まずプレイヤーはマットの上を走ることで、エネルギーをためる。そして、画面に向かって足でスリッパを飛ばす。さらに、ハンマー投げのごとく叫ぶと、声の大きさに応じて飛距離が伸びるという仕組みだ。

この『キックアンドラウド』も『ジェットコーラ』に継ぎ、2年連続で『alt.ctrl.GDC』に選出。現地のゲームフリークから「クレイジー」という最高の賞賛を得た。そんな神のゲームをヒロミと孝太郎が体験!初めての人だと200mいけばいい方だという。世界記録は753mだが、実はうっかり千田さんが出してしまったもの。果たしてその記録を抜くことができるか、まずは孝太郎が挑戦!

張り切ってスリッパを飛ばす孝太郎だったが、低すぎたため179.61mで795位。「でも面白い!」とゲームの面白さを知る孝太郎。続くヒロミは、なかなかいいキックを見せぐんぐん距離がのびていき、392.97mで170位に!千田さんも「かなりいいです!」とヒロミのゲームセンスを絶賛。大満足のヒロミだったが、「あの~立ちくらみします」と体力を使い切ったようだった。

独創的なゲームを作り続ける千田さんだが、会社員をやめてから、わずか1年で自身のゲームを大阪・関西万博に出展することが決定。万博の大屋根リング横にあるポップアップステージで、医療従事者のスタッフから子どもたちが救急医療について学ぶブースに千田さんのゲームが置かれているのだという。

主催者は「今回、“いのち”が万博でテーマになっていますので、我々としても命を救うとか助けるとか、そういったことをメッセージとして伝えていきたいと思ってます」と語る。そんなイベントに用意した神のゲームは『AEDiver』。このゲームのテーマは心停止した急病人への『胸骨圧迫』のやり方と、『AED』の存在を知ってもらうこと。コントローラーは、ビニールプールに空気を入れるポンプと、左右に動かすレバーを使い、2 人で協力して行うリズムゲームだ。

ポンプ担当が画面右から流れてくるハートにタイミングを合わせて胸骨圧迫を行うことで、ダイバーが下へと潜っていく。そして、もう1人がレバーでダイバーを操り、障害物を避けながら下へ進むことで深海にあるAED を探しあてるのだ。
このゲームの神ポイントはポンプ担当の行う動作が実際の胸骨圧迫と“同じリズム”“同じ力”になっていること。いつの間にか神のゲームの周りには多くの人であふれており、万博に来たお客さんの心もつかんでいた。「ゲームを作ってて良かったですね」というスタッフに「良かったですね、本当に良かった。夢のようです。昔、万博見に来てた子どもの頃の自分に教えてやりたいですね。“お前万博でるぞ”」と、笑顔で答える千田さんだった。
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