武田真一 「人生の不思議を感じます」音信不通だった友人と30年ぶりに涙の再会

フリーアナウンサーの武田真一(57)が9月6日放送の『Google Pixel presents ANOTHER SKY(アナザースカイ)』に出演した。今回は思い出の地、イタリアを訪問。長年音信不通であった友人と30年ぶりの再開を果たした。
イタリアの北部、クレマという田舎街に足を運んだ武田。この街は19歳の頃に参加した語学研修で出会った友人が住む街で、妻の陽子さんと共に若い頃は幾度か訪れたという。1500年代から続く中世の街並みが今も残っており、武田は「30年ぶりですよ」と、変わらない街並みを見て感慨深げだった。
友人の名前はエレナ・ボッシさん。学生の頃は頻繁にやり取りをしていたが、当時はまだインターネットが普及していない時代。互いに忙しく疎遠になった時期があり、長らく連絡先も分かない状態になっていた。世界中の情報が瞬時に手に入るようになり、武田はずっと友人のことを探していたという。そしてちょうど一年前、クレマの地元紙でインタビューを受けたエレナさんの記事が検索にヒットした。
今回、妻の陽子さんとクレマに向かうと当時の面影を残したエレナさんが待っていた。エレナさんは2人を見つけると、待ちきれなかったのか駆け寄ってきてハグ。武田夫妻もそれに応え、およそ30年ぶりとなる再会に思わず涙が。

エレナさんの実家にお邪魔すると、武田たちも泊ったことがあるという家が記憶と変わらない姿で残っていた。久しく会っていなかったエレナさんの家族とも再会を果たす。武田は最後に会った日のことを思い出し、「30年前にお会いして、その時はまだ僕ら(武田夫婦)も家族を始めたばっかりだった。それぞれ無事にお互いに色んなことを頑張ってきて、本当に大変だったと思うんですけど、ようやくここでまた、お会いできたということが人生の不思議を感じます」としみじみ語った。

かつての友人と再会を果たした武田は、30年ぶりのクレマの街を見て感慨に浸る。「30年前に比べて全然変わってないですね。今世の中が本当に目まぐるしく変わっている中で、大切なものを持ち続けている街というのが、すごく僕は素敵なことだと思える」と、常に最新のニュースを伝えてきた武田だからこそ思う部分があるという。また、穏やかな街の雰囲気を感じ、「東京なんかだったら、お互いにお互いのことを干渉しないようにしているというか、この街はやっぱりそうじゃないんですよね。すれ違う人、すれ違う人みんなお互いに顔見知りで、そういう人と人とのつながりをすごく大切にしている街」とリラックスした表情を浮かべた。
「(メディアの発信は)どうしても東京中心の情報になりがちですよね。でも、日本でも本当に地域によって色んな暮らしぶりがあるし文化もある。沖縄や松山や大阪にも暮らしたことがあるんですけれども、本当に地域それぞれで全然違うんですよね。そこに住んでみると、新鮮な驚きに満ちていますよね。その面白さっていうのは、もっともっと伝えられんじゃないかって思う。それこそメディアの役割なんじゃないかなと思います」と、語った。
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