すれ違いつつも…めぐる(當真あみ)と塔子(内田有紀)の親子愛に感動の声「神回」「演技が凄すぎ」『ちはやふる-めぐり-』5話

迎えた武蔵野大会当日―。あろうことか1回戦の相手は、瑞沢、北央に次ぐ東京御三家、アドレ女学院に決定する…。
一方その頃、塔子と進は、めぐるの弟・駆(榎本司)から思いがけない話を聞かされる。めぐるは「私が遅らせた2人の人生計画を、私が取り戻すんだ」と言っていたというのだ。めぐるが中学受験に失敗した後、『今までかかったお金と時間が水の泡になった』と話したことを思い出した塔子と進は、激しく動揺する…。
アドレ女学院との1回戦―。梅園は序盤から練習の成果を発揮し、次々と札を取るが…。草太が対戦相手に「今のは私の取りだと思います」と抗議され、モメた末に結局譲ってしまう…。審判がいないかるたでは、試合中の微妙なプレーは選手同士が話し合って解決するのが基本なのだ。そこから梅園は一気にペースを崩して劣勢に。
やがて、会場に、塔子と進が現れる。2人に気付いた奏が声をかけると、塔子は「見届けるべき、という気がしまして」と答えて―。
諦めない梅園は、風希が1勝を挙げたのを皮切りに反撃開始。めぐるも自陣の札を次々と取る!その姿を見守る塔子と進に、奏が“ぜいたくしたら、また全部『水の泡』になる”と最後まで入部を迷っていたことを告げる。そのことを知った塔子は、水の泡になったという会話をめぐるに聞かれていたと確信し、「めぐるを迷子にしたのは、私なんだ…」と、がくぜんとする…。
すると、めぐるが払った札が観覧席の方まで飛んできた。塔子は思わず駆け出して札を拾い、めぐるに手渡す。その札の内容は、『大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみも見ず 天の橋立』。まだ親離れできていないねとからかわれた少女が、親の力を借りずとも、私は自分の足で立っていますと、とっさに詠んで返した歌―。
その後も最後の力を振り絞り、懸命に札を追いかけためぐるだったが、力及ばず、試合は4対1でアドレ女学院の勝利に終わった。