カズレーザー 圧倒的な結果を生み出す“勉強系インフルエンサー”が教える最新・最強コスパの勉強法!驚きの授業スタイルとは
2025.7.30 08:45
カズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が29日に放送された。『子育ての悩みを最新科学で解決SP』というテーマであった今回。『東大合格者も実践!?学力を爆上げする最新科学』という講義では。勉強系インフルエンサーとして圧倒的な知名度を誇り、自身が開講した河野塾で塾長を務める河野玄斗氏が登場。今回、番組が塾を取材すると、圧倒的な結果を生み出す理由が明らかになった。
司法試験・医師・公認会計士など、数々の難関試験を突破してきた、東大医学部出身の河野氏。2022年に開講した河野塾の受講者数は8万人を超え、講義ビデオの提供とオンライン授業だけで今年東京大学に52人、京都大学に27人を合格させた。
河野氏は塾の授業について、「板書をPDFで配布していて、“ここの部分の内容は理解しているな”っていう風に思ったところは潔く、もう授業飛ばしてもらっていいんですよ。わかんないところは巻き戻して、何回も見直すことができるっていう。オンライン授業こそ、最強コスパの勉強」と話す。ビデオを視聴するだけでなく、講師とのリアルタイム講義では、講師と生徒の両方が画面に書き込めるようになっており、講師は生徒が答えに至った過程を見ながら、どこでつまずいているのか確認したうえで、リアルタイムで指導できるという。
河野塾の授業スタイルには、“メタ認知”と呼ばれる、子どものやる気を上げるために重要な要素が大きく関わっているそう。同じく講義に登壇したスタンフォードオンラインハイスクール校長の星友啓氏によると、メタ認知とは、「何がわかっていないか理解する」こと。自分の勉強の得意不得意の発見、勉強法の確立にも重要であるという。

実際に河野塾では、“反転授業”という形式で授業が行われているという。従来の、授業の中でインプットをして家で復習する形とは異なり、事前に家で学習してから授業の中でそれを復習する、予習を重視するスタイル。授業で「わかっていない所を自分で理解」することで記憶の定着率を高める、まさにメタ認知を活用した講義であるという。
くわえて河野塾で実践され、家庭でも試すことができるとされたのが“ハイパー修正効果”。河野氏いわく、解答の直後に自分の思い込みや間違いを指摘されると、脳が衝撃を受け、その情報を深く記憶に刻み込むのだという。これを利用して河野塾では生徒が間違えた瞬間に、講師が即座にそれを指摘して修正を促すとのこと。
これに加えて星氏は、すぐに試せる記憶力を格段に上げる方法として“リトリーバル暗記法”を紹介。これは、Retrieve(リトリーブ)=取り戻すという言葉からきており、一旦学んだものを、自分の脳だけを使って思い出す方法だという。人は頭だけで情報を思い出すたびに、脳の海馬や前頭前野が働き、神経のつながり(シナプス)が強くなり、結果記憶が定着しやすくなり、長期記憶として保持されるという。例えば教科書で何か学んだら、一旦本を閉じ、学んだ内容を自分の脳だけで思い出そうとする。これによって記憶力が約50%も向上するという研究結果もあるといい、河野塾の学習メソッドとあわせて紹介された。

さまざまな効果的な学習方法が紹介された今回。講義を終えると、出演者で柔道元日本代表の松本薫は「ずっと勉強っていうのがちょっと苦手意識があって、ちょっと縁遠いところがあったんですけど、ちょっとスポーツと似てるな。その間違えたらその場ですぐ修正しなきゃいけないっていうのも一緒だし、そんな感じでちょっと子どもにも接してみようかな」とコメントした。
子どもへの新しい教育法として期待が膨らむが、カズレーザーは「多分こういう話聞くと、親御さんはね、子育て、すごい大事な問題なので、すぐに取り入れて実践すると思うんですけど、新しい教育方法、理屈にはあってるけど、それがなかなか伝わらなくても、あんまり子どもを悪く言わないでほしいし、親御さんもあんま、へこまないでほしいなと思いますね」とコメント。「急に頭良くなったりしますもんね、子どもって」とつづけ、子どもにあわせて、焦らずに育児に向き合ってほしいと語った。
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